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言語聴覚士になるにはどうしたらいい?具体的な流れや必要な資格について

言語聴覚士は、今後のキャリアとして長く活かし続けられる国家資格です。
また、就職先が多く、転職がしやすいため、社会人にとっておすすめの職種となっています 。
本記事では、言語聴覚士になるための具体的な流れについて解説しています。
 
この記事を読むとわかること
●    言語聴覚士になるための流れ
●    言語聴覚士になるために必要な資格
●    言語聴覚士になるために学ぶ内容
 
本記事を読めば、あなたが言語聴覚士になるための方法・手順が分かるので、参考にしてください。
 

言語聴覚士になる流れ

言語聴覚士になるためには、下記の学校を卒業し国家試験受験資格を得る必要があります。
 
●    文部科学省が指定する3〜4年制の大学・短大
●    都道府県知事が指定する3~4年制の言語聴覚士養成所
●    文部科学省が指定する2年制の大学・大学院の専攻科または専修学校
 
上記の学校を卒業した後に、言語聴覚士の国家資格試験を受験し合格すれば、言語聴覚士として働けます。
どの学校に入学するかは最終学歴によって異なるため、詳しく解説していきます。

高等学校卒業から言語聴覚士を目指す場合

高校卒業後に言語聴覚士を目指す場合、下記の学校を卒業すれば言語聴覚士国家試験の受験資格が得られます。
 
●    文部科学省が指定する3〜4年制の大学・短大
●    都道府県知事が指定する3~4年制の言語聴覚士養成所
 
3年制でも4年制でも学ぶカリキュラムは同じですが、4年制の方が1年ゆとりがあるため、じっくり学べるメリットがあります。

4年制大学卒業から言語聴覚士を目指す場合

一般の4年制大学を卒業後に言語聴覚士を目指す場合、下記の学校を卒業すれば言語聴覚士の国家試験受験資格が得られます。
 
●    文部科学省が指定する3〜4年制の大学・短大
●    都道府県知事が指定する3~4年制の言語聴覚士養成所
●    文部科学省が指定する2年制の大学・大学院の専攻科または専修学校
 
4年生大学を卒業した方にとっての最短ルートとなるのは、3つ目の「文部科学省が指定する2年制の大学・大学院の専攻科または専修学校」へ入学することでしょう。

より詳しい流れがしりたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。
言語聴覚士になるには | 【公式】めざせST(言語聴覚士) (mezase-st.com)

通信教育や完全独学では言語聴覚士になれない

「言語聴覚士は通信教育や独学でなれるのか」と、疑問に思っている方もいるかと思います。
結論からいうと、通信教育や完全独学では言語聴覚士になれません。
言語聴覚士は国家資格であり、国家試験資格を受けるための条件が言語聴覚士法によって定められています。
その内容には、実習カリキュラムなどが含まれているため、現状は通信教育や独学では言語聴覚士の国家試験受験資格を満たすことは不可能です。

言語聴覚士になるために必要な資格

言語聴覚士になるためには「言語聴覚士の国家資格」が必須となります。
言語聴覚士国家資格試験の概要は下記の通りです。

参考:厚生労働省「言語聴覚士国家試験の施行

言語聴覚士国家資格試験の受験資格を得るためには、文部科学省が指定する学校または、都道府県知事が指定する養成所を卒業する必要があります。

言語聴覚士になるために学ぶこと

言語聴覚士になるためには、発声発語器官や嚥下機能などの専門的な知識だけでなく、心理学や言語学など幅広い分野を学ぶ必要があります。
また、座学だけでなく病院や療育施設で実習を行うカリキュラムも組み込まれています。
実習では、実際に患者さんに対して評価やリハビリを行うなど、実践的な内容を学んでいきます。

言語聴覚士の国家試験に向けた勉強方法についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
【言語聴覚士】国家試験対策・勉強法まとめ|書いてみた|note

30歳からでも言語聴覚士は目指せる!

「30歳からでも言語聴覚士は目指せるのかなぁ」と不安・疑問に思っている方もいるでしょう。
結論からいうと、30歳からでも言語聴覚士は目指せます。
その理由として「言語聴覚士の需要が年々高まっているから」です。
同じリハビリ職種である理学療法士や作業療法士と比較すると、言語聴覚士の人数はまだ少ない傾向にあります。
さらに、少子高齢化に伴い「話すこと」や「食べること」に関するニーズが高まっているため、どの年代の言語聴覚士でも需要は高いです。

また、言語聴覚士の仕事は夜勤や残業がほとんどないため、年齢を重ねても働きやすい職種であるのも30歳からでも目指せる理由の1つでしょう。
 
30代・40代の方で言語聴覚士の転職を検討している方は、下記の記事を参考にしてみてください。
30歳からでも遅くない!国家資格取得方法|書いてみた|note

【言語聴覚士になるための具体的な流れまとめ】

本記事では、言語聴覚士になるための方法・流れを解説しました。
 
言語聴覚士になるためには「言語聴覚士の国家資格」が必要です。
言語聴覚士国家資格の受験資格を得るためには、文部科学省が指定する学校または、都道府県知事が指定する養成所を卒業することが条件となります。
 
言語聴覚士は年々需要が高まっていることから、どの年代でも転職がしやすい職業です。
30代や40代からでも比較的働きやすい職業のため、言語聴覚士を目指してみてはいかがでしょうか。

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