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モフレムとガンバボーイの完璧な分業体制

2022年8月にガンバ大阪の新マスコットとして電撃デビューしたモフレム
そのお披露目の様子は過去の記事でもアップしました。
ガンバの新マスコット「モフレム」登場、そして気になるガンバボーイのこれから : Jリーグマスコットのことばかり考えるブログ(旧館) (livedoor.jp)

この記事内でも触れているように、ガンバはより自由にキャラクター展開できる新しい存在としてモフレムを登場させたわけです。
それを裏付けるかのように、その後モフレムに関するグッズが(ガンバボーイと違って)次々とリリース。地域の催しやコラボイベント等にもモフレムが送り込まれるようになりました。

一方、Jリーグデビュー以来頑張ってきたメインマスコット、ガンバボーイはどうなったのか…というと、強制的に引退に追い込まれるということもなく、試合会場で変わらぬ姿を見せてくれています。

その様子を、モフレムの冠イベント「モフレムデー」(2023.5.20 ガンバーマリノス)で確認してきました。


別々に場外イベントをするモフレムとボーイ

実はモフレムデビュー日以来のパナソニックスタジアム吹田

少々出遅れたのでモフレムのステージイベントは既に佳境を迎えていました。

交通安全教室イベント。とてもためになる
最近のモフレムは特注の台車で移動します。

モフレムの出番が終わると、それと入れ替わるようにガンバボーイが登場。

相変わらず私服がかっこいいガンバボーイ

現状のガンバの場外イベントは、モフレムとガンバボーイの出番が一度ずつある感じです。共演はしません。

…というと、下手に勘のいい大人は内臓的な事情を疑う部分もあるかもしれませんが、出番の交代時にすれ違う姿は何度も目撃されているので、そういう話ではないと思われます。

まああの、共演はしない方針ってだけですね…。

モフレム推しを進めるガンバ大阪

それはそうとこの日は「モフレムデー」ということもあり、スタジアムにモフレムの意匠が溢れていました。

メンチカツにモフレムの柄が!
グッズショップの横に置かれたモフいモフレム像。この手の像にしてはモフみがすごい。

いや、モフレムデーだからという以上に、モフレム登場以来、パナスタはどんどんモフレム色に染まってきていると言えるでしょう。あちこちにモフレムの姿が確認できます。

グッズショップ「モフレムショップ」はまさにモフレムまみれ

ガンバボーイだけの時とはまるで違うキャラクター押しっぷりに、「ガンバ大阪はこういうキャラクター展開を夢見ていたのか~!」と思い知らされるばかりです。
権利関係的に自由に動かせるキャラクターって本当に大事なんですね…。

ちなみにこの日の「モフレムデー」のメインイベントの一つは、阪神OB鳥谷敬さんとのコラボチャレンジ。

すっかり鳥谷さんも関西の素敵なおじさんタレント枠になりましたね

事前にモフレムは阪神の試合にも赴いており、その相互交流がまとめて公式動画になっていました。モフレムの対外的なイベント実績がどんどん積みあがっていきますね。

ガンバボーイにしかできない仕事

一方、ガンバボーイはというと、モフレムが引っ込んだあとのキックオフ直前に登場!完全な分業体制です。
試合開始に盛り上がるサポーターをさらに煽るアクションなどを行っていました。たぶんこれはまだモフレムにはできない、大ベテランのボーイにしかできない仕事です。
もしかしたらこの時モフレムはVIP席回りの挨拶などをしていたのかも?

ちなみにこの日はスポンサーの「オーダースーツSADA」マッチのため、ボーイもスーツ姿で登場です。これはモフレムにはできない仕事。


盟友のすいたん(吹田市)と。この日は吹田市民応援デーでもありました。

試合は進みハーフタイム。
モフレムが昨年制作されたテーマソング「ジャンピン・バンピンモフレム」を踊ります。

モフレムの体をダイナミックに魅せる素晴らしい振付の曲

↓この公式動画を見てみんな覚えよう!モーフモフモフモフレームー

モフレムの出番はこれで終了。
しかしガンバボーイの出番は試合後にもう一回やってきます。

チームの敗戦(+今シーズンの低迷)に荒れるコアサポーター団体と、選手との話し合いに同席するというお仕事が…

深々と頭を下げるボーイ。まあこれは勝った時もやってるんですが

もともとこの日はチームの低迷に抗議する応援団体が、試合中の応援リード拒否を事前に宣言していたという、かなりセンシティブな状況ではありました。試合後にある程度揉めることも想定されていたことでしょう。
そういうピリピリした場にマスコットが同席することに賛否両論はあるでしょうが、それがボーイのこれまでやってきた仕事の延長線上というのなら、そういうものなのでしょう(テレビで視聴していた人たちからも驚きの声が挙がっていましたが)

ただボーイがいてくれたおかげで、ボーイが急に明るいジェスチャーを連発しだした瞬間に遠くにいる観客も「おっ、話がまとまったんだ!」と一目で理解することができました。マスコットってそういう仕事も果たすんですね…。

いつか共演できる日を

ということで、この日の感想をまとめると

★ガンバ大阪はモフレム推しをひたすら進行させており、モフレムもメインマスコットとしての経験値を積み続けている

☆かといってガンバボーイの仕事が激減したわけではなく、ボーイにしかできない仕事を頑張ってこなしている

★ボーイからモフレムへ担当が「置き換わる」のではなく、ガンバ大阪におけるマスコット成分自体が純増している(その純増分はすべてモフレムだが)

☆デビュー時に見られたボーイとモフレムの分業体制(共演NG体制?)は、解消されるどころかむしろ強固かつ洗練されてきている

といったところしょうか…。

ガンバ大阪のマスコット(モフレム)推しが強くなっていることは非常に喜ばしく、その中でガンバボーイも仕事を継続できていることはありがたい限りです。
あとはなんとか共演できる日が来ることを祈るばかり…。タイプの全く違うマスコットのコラボによる相乗効果は間違いなく大きいと思うので。
マスコットの共演は1+1=2じゃなく、3にも4にもなるんだということを口酸っぱく言い続けたいと思います。

頑張れモフレム&ガンバボーイ!

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