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なりきりキャップは最強の自己紹介

なりきりキャップはメッセージ

Jリーグをはじめ、色々なスポーツ競技の応援グッズとして販売されている「なりきりキャップ」
マスコットキャラクターの頭部をかたどった帽子です。

Jリーグの試合会場ではなりきりキャップをかぶったサポーターも大勢います(夏は暑いのであんまりいませんが。逆に冬は防寒になるのでおススメ)。

でも、恥ずかしいから…といった理由で、なかなか着用して出かけない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方でも、たまには一歩踏み出して、かぶってお出かけすることをお勧めしたいのです。
なりきりキャップは、パッと見で相手に色んな事を伝える便利グッズなのですから。

①どこのサポーターか一目でわかる

まず基本的な話。
頭部のなりきりキャップという、これ以上ないほど分かりやすくどこのチームを応援しているかを視覚的に示すものはなかなかありません。
(マスコットとチームが結びける知識は必要ですが…)

なりきりアルビくん。これをかぶっているのは新潟サポでしかない


まあ、だいたいの場合なりきりキャップをかぶってる人はユニフォームも一緒に着がちので、キャップだけで判断するケースはあまりないのですが。

例外として、チームを応援してるわけではないけどそこのマスコットは大好きでキャップをかぶっているというパターンもありえますが、マスコットのファンも広義のサポーターと考えていいとしましょう(アンチではないはず…)

勝手なイメージですが、他サポでなりきりゆないくー買ってる人けっこういそう


②マスコットに親愛の情を抱いていることが一目でわかる

これがこのブログ的にめちゃくちゃ重要な話。
なりきりキャップをかぶってる人は、基本的にマスコットが大好き…とまではいかなくても、最低限の親しみは覚えているはず。

その自らの「マスコットへの親しみ」を相手に一目で分かってもらえることが大事なのです。

誰に分かってもらうのかって?
マスコット本人にですよ。

なりきりキャップをかぶっているサポーターを見たマスコットは、この人はマスコットに寛容な人間だ、つまりアグレッシブなコミュニケーションを取っても大丈夫そうと判断しがちです。
要するに「強めにいじっても喜んでくれる客」認定されるということですね。
もちろん全員が全員そうではないですが。

特にこれはアウェイ遠征した時に効果が大きいですね。
そこのホームマスコットとは初対面なのに、なりきりキャップを見るやグイグイ絡んでくれたときはかぶってて良かったと心から思います。

なりきりキャップは、言葉を介さないマスコットとのコミュニケーションにおける簡潔な非言語メッセージなのです。

なりきりキャッパーに強めにいじってくるマスコット(撮影:ひろみさん)
マスコットに「勝ち点ください!」と土下寝されるのもアウェイの地での醍醐味
(撮影:ぽこたさん)


③試合イベントを楽しもうという姿勢が一目でわかる

なりきりキャップをかぶってる人からは、その試合のイベント自体、アウェイサポならその遠征の全てを楽しもうという姿勢が伝わってきます。
もちろん祈るのはチームの勝利ですが、それ以外にも試合会場には楽しいことはいっぱい転がっていることを知っている、それがなりきりキャップ着用者です。
※キャップをかぶっていない人はイベントを楽しんでないという意味ではありません。

そして、これは特に明確なデータがあるわけではありませんが、
なりきりキャップ着用者は試合会場で、TVやメディアなどの取材から声をかけられやすいという傾向があるように思います。
見た感じ殺伐としていないし、それでいてサポーターらしい発言を期待できそうだからなんでしょうね。
「This is Jリーグサポーター!」的な絵を作り上げる、それもなりきりキャップの魅力、いや魔力です。

↑2年前のW杯ではヴァンくんやギランさんのなりきりキャップをかぶっている日本代表サポーターが話題に。こういう「楽しみ方」もあるんですね。


みんなでかぶろうなりきりキャップ

というように、なりきりキャップは言葉を発さずとも自分がどういう立ち位置で試合会場にやってきているかを明快に示せるアイテムなのです。

別にずっとかぶってなくてもいい(例えばマスコットの前だけでもいい)ので、なりきりキャップで観戦ライフを彩ってみてはいかがでしょうか。

↑なりきりキャップサポーターの完成形のような写真。僕もいつかこうなりたい。

※余談
マスコットがどこにいるか分からず探し回ってるとき、遠くにそれらしき頭部を発見し「あそこにマスコットがいる!」と駆け寄ったら、なりきりキャップ着用サポーターだったことが数えきれないほどある…

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