見出し画像

悪夢、再び#8

早速、排卵誘発剤は始まった。
副作用はなく、普通に過ごせていた。
1日だけ生理痛みたいな痛みがあり、痛み止めの座薬を使用した。

生理前に受診し、卵巣に卵子が残っていないか確認しに行った。
すると、次は右の卵巣が腫れていた。
排卵誘発剤の副作用か、私の体質との事。
これでは、ちゃんと排卵しているのか確認できないため、今回は採卵できないと言われた。
採卵も卵巣の状態によって、出来るか出来ないかが決まるとの事。
左の次は右・・・。
そうしてこんなに腫れるのだろう。
やっとステップアップしたのに、今月は何もできない。

私の通院している病院は不妊治療も婦人科ある病院。
妊婦さんもやって来る。
妊活を始めてから、妊婦さんが目につくようになった。
それがだんだん苦しくなってきた。

卵巣機能の向上をしてくれる薬を処方してもらい、帰宅した。

今まで、旦那に妊活の事で弱音を吐かないでいた。
しかし、この日は帰りの電車ですでに泣きそう。
急いで帰宅し、一人で泣いた。
もう限界だった。
そして、孤独な気がした。

旦那が帰ってきて、思っていること、感じたこと、全て話した。
心と体が追い付かない。
八つ当たりのように「私の気持ちなんて分かるわけない。自分は仕事だけしていればいいもんね。」と酷い事も言った。

その後、自己嫌悪になり、謝った。
旦那も旦那なりに、協力してくれているのも分かってる。
「こっちからも病院どうだった?なんか思った事あるなら話して?ちゃまばっかりに負担かけてごめんね」と言われて、本当に申し訳なくなった。
いつ子供ができるか分からない、治療にもお金がかかる。
私じゃない人と結婚していれば、こんな経験しなくてすむのに。
私は旦那に負い目を感じている。
生理がくるたび、謝っている。
そんな私を旦那は、受け入れてくれている。
本当にいい旦那と結婚したと実感した。

そして、2人で目標を決めた。
「40歳まで妊活を頑張ろう」
子供ができなかったら二人で毎年旅行行って、47都道府県を回ろうと話した。

きっと、妊活うつになっていたんだと思う。
半年以上発作がなかったのに、パニック発作にもなった。

親友にも母親にも泣きながら電話した。
旦那も親友も母親も、考えすぎずもうちょっと楽に考えよう。
新婚だし、夫婦二人の時間を楽しんだらと言われた。

早く子供が欲しい私は妊活を休むなんて、考えたことなかった。
今月は体外受精できないのであれば、結婚記念日だし夫婦二人の時間を楽しもうと思う。

泣いたり、誰かに気持ちを話すと楽になる。
一人で抱え込んでいた私は、これから吐き出す場所を増やそうと思った。
このnoteも私にとって、ストレス発散の場所になっている。

子供は夫婦二人じゃないと、授からないもの。
夫婦が毎日楽しく、幸せに過ごしていればふとした瞬間、きてくれるかもしれない。
考えちゃう時は旦那、親友、母親、noteに吐き出そう。

妊活って女性の負担が大きく、自分の事を責めてしまう。
旦那にも言えなくて、孤独に感じる。
でも、あなた一人の問題じゃなく、夫婦二人の問題。
旦那に全部吐き出そう。
そして、旦那と乗り越えよう。

妊活は焦らず、ストレスためず、自分を大切にすることが大事。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?