”知る”と得?
現代は情報が蔓延している。
個人でもSNS、Youtubeなどを使い情報の拡散ができる。
その昔は、芸能人、有名人って一部の特権階級的な存在でありテレビや雑誌で見たことのある人に実際会えると”知ってる”から、わ〜!っとなった。
麻布十番に住んでいた頃、道端でも芸能人に会うことが多かった。
勿論お店にも芸能人のお客さんは多く来て頂いていた。
しかし、学生時代からあまり家におらず、仕事を始めてからは毎晩夜中に帰るので全くと言っていいほどテレビを観ない自分はめちゃめちゃ疎い。
カウンターに座っているお客さんが超有名なユニットのギタリストだったり、お座敷にいる金髪のねーちゃんがGL◯veのKei◯oだったり。
まあ、要は興味がないのである。
しかし、有名人って得なのか?
知っている人が多い、知られていると得な事。
為人をある程度知っているから、赤の他人の初めましてよりは”信用”されるであろう。
例えば交通事故で後ろからカマ掘られた(古いw) 時にぶつけて来た人が友人だったら「なんだお前かよ!」ってなるであろう。示談成立。
憧れの芸能人だったら?そもそも不問にした上でサイン下さいとかになるのかも。現実はそういう場合、知らない奴の確率がほぼ100%であり、態度次第では暴力沙汰になる事もあるであろう。
”知らない奴”は許されにくいのだ。
道端でぶつかった場合も同様であろう。
人違いして知らない人の肩を叩いてしまった時などは大いに気まずい。
都会にいると、兎角知らない人たちに囲まれて生活をする事になるので、気を張る、あまり人の事見ない、無関心になる事で防御する。
どこに暴漢がいるか分からない、電車に乗っていたら変態も数人いたりするのであろう。”知りたく’”もないが。。
村生活でほぼ全員知り合いだと事件はほぼ起きない。どこの誰べえかすぐわかるから。
ジャカルタ村で長くお店をやっていて、雑誌やら新聞に載ったりするとある程度有名になってくる。”面割れ”しているのだ。ほとんど一方的に”知られて”いる場合が多いので行動、言動に気をつけなければならない。
怪しい店には行かない。誤解を生むような行動も慎む。若い女の子とモールを歩くなんて絶対しない。SNSも気をつけて投稿する。
”知られて”いると損な事。
上記の様に人の目に気を使う。
噂が一人歩きしがち。
ジャカルタの噂は怖いのである。
私の裏に”資金源”となる闇組織がいるという噂を聞いた事すらある。誰w
そんなのがいたらこんなに苦労してないわ!
実は日本人ではないという噂も聞いた(実際インドネシアに帰化してるが)残念ながら香川県と東京都の混血で”純”日本人である。
低い鼻も短い足も恨んだところで仕方ないのだ。
有名になりたいと願う人たちもいる、芸人にしろ歌手にしろYoutuberにしろ”有名”を目指すのである。有名になると媒体での露出に”信用”が付くので視聴者が安心する。番組、CMなどでも同様で有名人がオススメしているなら”信用”して購入するというのが業界の仕組み。
自分は別に有名になりたかったわけではない。でも仕方ない、ジャカルタ”村”だから。
これはこれで良い意味で最大限に利用するとして、自ら広告塔となるべきであると考える。
こちらにいると”日本食のシェフ”というだけでかなり人数が絞られるので高級店で板場をやると富裕層の間でも有名になる。この部分は良い事しかない。”知ってる”シェフは信用されるのでホームパーティーのケイタリングなどにも呼ばれる。数十万円の高級ワイン、ウィスキーが飛び交う様なホームパーティーは最高である。数杯ご馳走になるので幸せである。
ただし自分の料理の値段が「かっぱえびせん」程度と思えてしまうのが少々つらいか。
どこどこ財閥の誰々、官僚、警察、政治家など大物に”知られて”くると業界の”コネ”も一緒についてくる。自社のモールやら商業施設への誘致が特別価格となる事もある。”知ってる”からの大きな得である。
この国で生きていく上で”コネ”は無形財産であり、めちゃめちゃ有益な資産である。今後もこれを獲得し続けて行かなければならない。
エッチなお店に行くのは諦めようw
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