ビールの話🍺

つい最近公開された映画

ワイルドスピード/ファイヤブースト

ご覧になられた方も多いことでしょう。
大人気映画シリーズの10作目にして最終章への第1作目である。

これまでテレビの再放送で第3作 TOKYO DRIFTなどは
見たことがあったが、シリーズを通して見たことがなかった。

そんな中での新作、しかも最終章への第一作というこのタイミングで
シリーズを1から見て映画館に乗り込もうという決心をした。
(ハリーポッターも死の秘宝公開前に見始めたことは言うまでもない)

運よくAmazonPrimeVideoに第1作から第7作までが公開されていたため
5日間の夜を費やし一気見してしまった。

主人公ドミニク・トレット一派と世の悪、世の正義
様々な勢力の攻めぎあいが派手なカーアクションで彩られ
それぞれの想いが交錯していくヒューマンドラマとして人気を博している同シリーズだが、そんな彼らを見ている中でとても魅力的に映るのが

コロナエキストラ

である。

コロナエキストラとはメキシコ発祥のプレミアムビールで
ライムを挿して飲むのが世界に各地で定着している。

そんなコロナエキストラはトレットファミリーに
巻き起こるイベントごとに登場する。

新たなファミリーを迎え入れる晩のパーティー
喧嘩をした後の仲直り
ファミリーメンバーとの別れ
強盗を企てる作戦会議

どんな些細な出来事にも、すぐ傍にはコロナエキストラ

そんな安っぽいキャッチコピーのような一文はさておき
アメリカ西海岸の熱い友情と彼らの流々とした肉体に
コロナエキストラの瓶がとても似合っていて格好が良いのである。

あまりの粋な雰囲気にあてられた私は

近所のスーパーへと向かい


コロナエキストラを仕入れてみた。

最近のスーパーのアルコールコーナーでは
いわゆる生ビールや発泡酒だけでなく
さまざまなフレーバーや味わいを生み出すクラフトビール
なんかもよく見かけるようになったものである。

また外国産のビールも数多く扱っており、ドイツやベルギーなど
ヨーロッパ製のものから中国、タイなどのアジア製のものまで
ビールを見ているだけで世界旅行に出かけている気分にさせてくれる。

多種多様なパッケージの中で輝く黄金色の瓶ビール
独特なフォントで描かれるCoronaの文字は、我々の気分を
一気にロサンゼルスまで飛ばしてくれる。

頻繁にBBQを行うトレットファミリーに入った気分を味わうため
併せてブロックベーコンをこんがり焼き上げることに決めレジへと走った。

帰り道の車内ではSee You Againをながし
(ワイルドスピードファンならここで涙を流すことであろう)
いよいよコロナエキストラを迎え入れる準備は万端になった。

帰宅後すぐ、瓶は冷蔵庫へ入れベーコンの封を切る。
かすかに香るスモーク風味。
フライパンにオリーブオイルをたらし
熱していくにつれて跳ね上がりジュージューと奏でる音楽は
さながらラテンのリズムである。

ここでベーコンを投入しラテンのリズムは嵐の前のように静まり
じりじりと焼き上げながら今か今かと主役の登場を待っていいる。

ブロック6面を丁寧にかつ大胆に焼き上げ皿へと移したところで
私の右手は冷蔵庫の取っ手にかかっていた。

いよいよ冷蔵庫からコロナエキストラを取り出し乾杯!

というところで一つの問題が生じる。

なんだか開けようとしたところで開けられないのだ。
そうコロナエキストラは瓶ビール
栓抜きが必要だったのだ。

次回 本当のビールのお話