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ありのままで良い

感謝。この旅の序盤で思うのは感謝でしかない。
約16年ぶりの秋田県。ようやく父方の実家に立ち寄る事が出来ました。

コロナで騒ぎ始めた2020年。
その年の7月に祖父を亡くし
疫病を理由に葬式すら出れないまま時間だけが
過ぎていった。

今回、爺ちゃんの写真が飾られた仏壇を前に
手を合わせ逢いに行けたのは嬉しかったです。
爺ちゃん、長い間顔も出せず最後は逢えないままでお待たせ。なんやかんや生きてるぜ。

そして、80歳後半の婆ちゃんにもこの旅では逢いたかった。
今は、父のお姉さんが身の回りの世話をしてくれていて、わざわざお酒の用意と美味しいご飯を頂きました。

婆ちゃんは、昔の話しを沢山してくれて
100万円を現金で渡した事、アンタ覚えてるのか、と言われました。
そのお金は、貧乏だったこの家で、コツコツと貯めてきたお金で、孫であるアンタを想い、大学資金の為に手渡ししたんだべ、と。

婆ちゃん、それは車で向かう道中に思い出して向かって来たよ。
アレは忘れられないよと伝えました。
生きたお金。それを手渡しで渡された異常とも言える光景は忘れられない出来事の1つ。

家の前には鯉が泳いでいる
自宅の目の前に広がる壮大な自然は素晴らしい


福島から宮城、岩手に秋田。
下道を2日間強、車で800キロを走り
道の駅などに停めて車中泊。
東京埼玉とはまた違う街並みを感じる時間は
有意義なものでした。

そんな中、もう1つの目的でもある岩手県は絶対に欠かせなかった。
それは、盛岡市に住んでいる昔からの音も達でサウンドマン、OUT GROWこと千田君に会いに行きたかったからです。

彼は僕と同じ、遠い島国JamaicaのReggaeという音楽に魅了され
日本でレコードをまわすサウンドマンです。
(Hip-hopでいうDJ)
東北の人は、彼がイベントに出ている際は是非チェックしてみてください。

約4年から5年ぶりの再会。
旧友でもあり、尚且つ僕の地元のReggaeシーンにも
多大なる貢献をしてくれた恩人です。
彼は忙しい中、スケジュールを空けて食事に
連れていってくれました。

久しぶりに会えた千田君は、昔のままで
熱く話す身振り手ぶりに懐かしさと嬉しさで一杯になりました。
本当に心から感謝です。

ありのままで接していける友達には
魂レベルで話せるし、なにより彼の優しさと時々見せる鋭さが好きで、長い期間、友として尊敬してます。

そして彼と話し語らう時間は、僕の音楽の原点を思い出させる最高のひととき。
まるで火傷しそうなほどに熱い気持ちは
ある意味忘れたくないものですね。
千田君、ありがとう。
まだまだレコードプレイとMCをやり続けて、お客さんを楽しませてな。遠いエリアにお互い居ようともずっと見てるからな。

山を登り、ときには降り立ち止まる。
1人での旅は暗い時間になると、少しばかりの心細さも顔を覗かせる。
また、東京や埼玉の恵まれた環境。
そして自らの弱さと強さを再確認。

旅も途中。
前半はただただ感謝を伝えたい。
その為に必要なスケジュールだったので
中盤から後半のこれからは、自ら動いて生み出す
"未来のための旅"を楽しみたいと思う。

長い文章に付き合ってくれて読んでくれた全ての人達にありがとう。

最後は満天の星空とともに。

ps, 嗚呼。良きカメラに記録したかったな。
実際はこの何倍も綺麗だったから。

星に懐かしさを覚える人は光りの仕事人

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