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東北1人旅を振り返る

東京から出発し、8日間の旅から戻りました。

今夜は休むのが怖いぐらい。
明日の朝、起きたら
どうなってるんだろう。
そんなこんなの疲労感で
心身共に1つやり切った気持ち。

下道で1800キロ、青森以外の東北エリアに
車を走らせて1人旅。祖母の家に泊まった以外は
道の駅で(だいぶ助かった)車中泊。

ざっくりと順を追って書くと
福島、宮城、岩手、秋田、山形、福島
最後は栃木で終えました。

それはまあ、短いようで濃い旅だったと振り返られる。
体力的に、今回は正直な所
無茶苦茶しんどかった。

頭がまわらない状態ではあるが
熱いうちに吐いた方がリアルだと思い
なるべく短めで書き記そうと思います。
興味がある人は是非。


まず、なにが濃い旅だったのかと言うと
それは、自然の偉大さ。緑の深さ。

風の匂いから空の高さに色合い。

高速道路を通り
ナビをセットし
目的地だけを行く旅では、もしかしたら気づけなかったかもしれない。

沢山の町や村も
これでもか、と感じてしまう程
山道から田園風景に至るまで
通ったように思う。

はたまた地元に帰ってきて、1番最初に感じたのは
とにかく街並みと人のスピード感が早い。
それに、多くの人が下を向き、携帯をいじってる。

実は、田舎の人達も下を向いているのだが
無論、携帯を見ているわけじゃない。
田植えや畑の手入れの為、生きる為に
下を向いているように見えた。

この風景は無くしたくない

人の優しさも、とにかく深かった。
あらかじめ行きたいスポットと、会う約束をした
盛岡市と由利本荘市以外は、自ら流れを生み出し
行く先々道中、町の人に聞いたりしながら動いていった。

そこには、こんな人になりたいな、と思えるような応対が沢山あった。
1人旅の自分には、親切な応対が身に沁みて
その素晴らしさは何倍にも感じれた。

5日目、6日目辺りから自らに異変が。
寝れるようで寝れていなかった、車中泊によって
体力的な限界を感じ
5月の後半とはいえ、昼と夜の寒暖差があり
準備不足で安易だったと反省している。

この体力的なピークと同時に、メンタルな部分にもタフさを求められた。

電話や連絡系は、極力取らなかったため
(圏外にいることが多かったのもあり)
東北の田舎エリアで、夕焼けの綺麗さに見惚れつつ
徐々に辺りが暗くなっていった。

暗くなると
細々と点いた街灯も頼りなく
そこで、ここ最近感じたことの無い孤独感が襲いかかってきた。

これは、言葉では表現出来ないものだったように思う。

SNSには、楽しい感じでアップしてるように見えたかもしれないが、真相は逆で、とにかくタフな旅だった。

この8日間の経験。

たった8日間のように感じる人もいるかもしれないが
自分にしか感じれないモノがあり
今後に向けて表現していきたいと思ってます。
勿論、この旅でも助けられた音楽に
そして、何個かあるビジョンに活かしていければ、凄く良い事だと思うし

なにより、綺麗事かもしれないが
仲間や家族、恋人がいる場合は
どれだけ大切な存在なのかを
教えられた気がする。

とにかく道中が長かった。

考えてみると
自分自身と向き合う時間というのは
意外にも取れないもので
ましてや、旅の中で毎日環境を変え
動き回り
どうしたら1日を無駄にしないか、適度に悩みながらやるのは凄く良い経験。

過去に行ったJamaica、そしてハワイ滞在1ヶ月も
尊い時間だったけど、自分が生まれた日本は
こんなにも素晴らしい場所なのかと思えた濃厚な1人旅。

また必ず、行きます。

87歳の婆ちゃんは、山の斜面で山菜採り。
負けられねぇ。

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