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24.3.9 クイーンズクラウン

こんにちは!
だいゆいです。

本日は昨日デビューしたクイーンズクラウンについて紹介します。

◆概要

クイーンズクラウンは父キズナ、母ブラックエンブレムという良血牝馬。
シルクで総額5,000万円で募集されました。
兄弟には札幌2歳S勝ちのアストラエンブレム、フローラS勝ちのウィクトーリアがいます。
デビューした兄姉は8頭中7頭が勝ち上がっているなど、母の繁殖牝馬としてのポテンシャルは非常に高い。

◆出資した理由

クイーンズクラウンの歩様動画を初めて見た時に高いポテンシャルを感じました。
深い胸前は心肺機能の高さが見てとれ、歩いているときの背中の動きはピカイチ。
すぐに気に入ったのですが、本馬には脚が曲がっているという致命的な弱点がありました。
いわゆる弓脚というやつで横から前脚を見た際に真っ直ぐではなく、膝が後脚側に曲がっています。
その影響で前脚の捌きまでぎこちない。
明らかに危険であり怪我のリスクが非常に高いのは誰が見ても明らかでした。

それでも出資を決めたのはなぜか。
毎年募集がかかると頻繁に飛び交う言葉があります。
「この馬、脚曲がってるからやめておいたほうがいい」
正直、自分も使ったことがあります。
ただ脚が曲がっていると何故だめなのかを怪我のリスク以外の部分で語ることが出来ませんでした。
それではあまりに無責任ではないかと。
でずが今、目の前に能力がピカイチに見えるけど脚が曲がっている馬がいる。
こんなチャンスはないでしょう。
前って年抽優がご一緒だった一口馬主仲間が同馬に抽選を使うことも後押しとなり出資を決めました。

◆育成時代

出資が決まってから2ヶ月経った2歳10月に膝の骨が欠けて骨片となって痛みを発症しました。
すぐ手術を行って休養に入り、人を乗せて走れるようになったのが翌年3月と5ヶ月要しました。
さらに6月にはトモの腫れと裂蹄、12月には左前の球節の腫れを発症。
とにかく順調に乗り込めた期間より休んでいた期間のほうが長い気がします。
その後、宮田入厩する頃にはクイーンズクラウンには新しい弱点「前進気勢が足りない」「怖がり」が発見されます。
これは走るたびに怪我してきたからなのか、単純にそういう性格なのかは定かではないです。

◆デビュー戦

ここまで紆余曲折ありましたが、クイーンズクラウンは3/9に中山1Rでデビュー。
中山ダート1800mにルメール騎手と臨みます。

まずはパドックから。
ゆったりと歩いているが、ゆったり歩きすぎて徐々に前の馬との間隔が空いていきます。

出資者の皆様も気になるのがクイーンズクラウンの脚元の状態でしょう。
どの写真を見ても左前が弓脚に見えます。

続いて返し馬から輪乗りまで。
終始大人しい様子が窺えた。

スタートは完全に出遅れる。
とんでもない量のキックバックを受けながら走り出すも集団ははるか彼方。

ちょっと競馬として成り立たないかなと思いつつ、ゴール前まで走って移動。
前の馬から1.7秒、10馬身差離されてゴール。
キックバックが無いので1着のような写真に。

上がりの様子です。
本気で走っていないので全然息があがっていない。
宮田調教師が迎えたもののルメール騎手は会話をほとんどすることなく、話にならないといった様子。悲しい.…

◆所感

正直ここまで負けるとは思ってはいなかったのだが、今までの育成で坂路とドレッドミルしかやっていないので仕方がないのかもしれない。
一旦、デビューできたことで今後の育成はリスクを冒してコースに入れていくのだろうか。
個人的には脚元に不安のある馬の成長過程を見ていきたいと出資を決めたので、走る気がないという要素が入ってきてしまったことに困惑します。
メンタル面の問題改善に期待して次走を待ちましょう。

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