【うちの子創作-E000】此迄之荒筋。【その2】
気がつくと、身体は自由になっていた。
自分たちの自由を縛っていたピュージュ一派の束縛は、誰かの手によって解かれたようだった。それに気付いてぼんやりとへたり込んでいるうちに、聖騎士団の救助がやってきた。手助けを受けながらカスガはガートラントへ戻り、もう一度教会のベッドへ倒れ込むことになった。
再び目を覚ましても、あの場で得た感覚はそのままであった。
偶然覚醒した死をもたらすチカラは強大だが、おそらくあのピュージュはオーガのカスガの絶命時の記憶から考えるにその上を行