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【はじめに全文公開】刊行著書は200冊を超え、累計発行部数は800万部以上を記録! 本田健最新刊発売決定!

『不安な時代をどう生きるか』(本田健著)2021年7月22日に発売します。

著者は累計100万部突破のベストセラー『ユダヤ人大富豪の教え』シリーズをはじめ、刊行著書は 200冊を超え、累計発行部数は 800万部以上を記録する日本有数の作家 ・ 本田健さんです。

昨年のコロナ禍、思い描いていた人生がリセットされ、心を病み、ストレスに押しつぶされる人が増えています。
まだパンデミック収束のシナリオは見えず、この「まさか」の時代を生き抜くために身につけるべき考え方、スキル、メンタルを身につけるために本田さん独自の視点で解説します。

本書では「あなたにとって不安とは何か」「どうして不安を感じてしまうのか」というメカニズムについて明らかにし、不安とどのように向き合い、癒していくのか。誰もが抱える「人間関係」「お金」「仕事」「健康」「人生」の不安要素を5つに分類し、それぞれの対処法を解説します。

はじめに全文公開いたします。

世界が大きく変わるときは、みんな不安になる

あなたは、今どんな生活をしていますか?何を感じて、生きているのでしょうか。小さなウイルスが、たった1年のうちに、世界中の人々の生活を一変させました。その間に、何百万人も亡くなり、数十億人の人生が大きな影響を受けています。

新型コロナウイルスに感染した人はもちろん、仕事を失ったり、減ったりした人も、大変な思いをしているかもしれません。
明るいニュースがあまり出てこない、先の見通しが立たない状態になっています。そんなときは誰だって不安になります。いや、ならないほうがおかしいのかもしれません。 

収入が減って、家賃やローンの返済の心配で、胃が痛くなる思いをしている人もいるでしょう。勤めていた会社が突然倒産したり、リストラされたりして途方に暮れている人もいると思います。

そこまで影響を受けていない人も、暗雲があなたの人生に忍び寄っていることを感じ始めているかもしれません。この状況下でうまくいっている人のほうが少数派なのですから、自分のところにも、影響がありそうだと考えるのは、ごく普通です。

いったん始まった不況の連鎖は、なかなか止まりません。飲食、エンターテインメント、観光、カジノ・クルーズ船、ホテルといった産業は、現在進行形で大きな苦境に立たされ、軒並み廃業の危機に陥っています。積極的な拡大路線をとっていた矢先に、想定外の大ピンチが、多くの会社や個人に襲いかかってきているのです。

大きな会社だって、いつ倒産してもおかしくありません。不況の影響は、すべての業種、産業に広がっています。
ひとつの産業がダメになれば、世界規模で何億人もの人生を巻き込みます。会社・個人収入が減り、全体のお金の回りが悪くなっていきます。将来の収入が不透明なときには、消費構造が一気に変わってしまう可能性がある。不要なものは淘汰され、二極化の時代を迎えます。

今うまくいっている人でさえ、あの取引先は大丈夫なのか、自社はいざというときどれだけ耐えられるのか、などとあれこれ考えて、気の抜けない状態が続いているかもしれません。ネガティブな見方をしていくと、不安がいっぱい出てきます。

そんな不安な時代をどうやって生きればいいのか?
この本では、あなたにとって不安とは何か、どうして不安を感じてしまうのかというメカニズムについて見ていきます。不安とどのように向き合って、癒していくのかがわかれば、日常の気分がずいぶん違ってきます。それが、本書のテーマです。

過度な不安を抱えていると、心も体も凍ってしまう可能性があります。そうならないように、これから不安とどうつき合ったらいいのかを詳しく見ていきます。読み終わるころには、少し気分がスッキリし、「いろいろあるけど、なんとかなりそう」という感覚になると思います。

では、一緒に、不安と上手につき合って、楽しく生きていく冒険に出てみましょう。


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