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【Nearly≒EQUAL】成海瑠奈に三峰であって欲しくない【三峰結華】

僕は声優という職業を非常に尊敬しているが、2次元キャラクターの"声優コンテンツ"があまり好きではない。
僕が好きなのは偶像であって、声優が神降ろしされた巫女のように振る舞っている姿ではないのだ。

元々"神降ろしスタイルで売ります!"というコンテンツであれば、自分から触れておきながら楽しめずに文句を言っているほうが悪い。       しかし偶像崇拝していたら後から巫女が出てきて"神降ろしもセットで1つのコンテンツ云々"という流れに持っていかれるのが嫌いだ。
そして、神降ろしコンテンツと化したコンテンツは、その側面を嫌なら見なければ良いの領域を簡単に越える。

声優はキャラクターに魂を吹き込む職業だが、神降ろしコンテンツにおいて声優の振る舞いは、キャラクターの魂の在り方に直結してしまう。

ライブ映像や公式生放送を見ていると特に顕著だ。
もちろん台本はあるが、声優自体がキャラクターそのものに成りきっている事も多い。
なんならアドリブでキャラが言いそうなセリフを言うことまである。

何故、絵師やプログラマが問題を起こしてもここまで大きな騒ぎにならないのか。その理由の根幹もここだ。

コンテンツの作り方からして、声優こそがキャラクターの看板を背負っている神降ろしの巫女だからだ。

2次元のアイドルキャラクターは、絵を書いている人がいて、曲やBGMを作る人がいて、プログラムを組んでいる人がいて、他にも色々な人が関わって、そして声優がいて、1つのキャラクターとしての"魂"や"夢"になる。

故に、もはや"魂"の代弁者とまでなっている声優の問題行動を、キャラクターと結びつけるなというのは無理がある。
シャニマスのような売り方をしているコンテンツにおいて、声優はキャラクターの魂を構成するとても大きなファクターだ。

少し極論的になるが、例えば夢の国のキャストが
問題行為をしている事が発覚したらどうなるだろうか?

勿論その時点でクビになるだろう。
"夢"や"魂"を売り物にしている以上、その品位や在り方に傷を付けた場合、それに対して公式声明や対応措置の表明を出すのが顧客に対する敬意の払い方だ。仮に事実無根であるならば尚更早く声明を出すべきである。

「問題を起こしてしまったが、顧客をナメているわけではない」
というポーズを取らなければ、積み上げてきたブランドやビジネススタイルに必ず傷が残る。肯定も否定もせず、ダンマリを決め込んでいるのは決して得策ではない。
"夢"や"魂"を売り物にしているなら尚更、その魂の倫理に反している者をその一部に携わらせるメリットは非常に少ない。

今回の件があったにも関わらず、三峰結華の声優を変えてほしくないというファンもいる。
僕はそのファンの事を尊敬しているし、考え方は尊重すべきだと思っている。

しかしそれは、そのファンの三峰結華に対する敬意の払い方、あるいは在り方の願望であって、
成海瑠奈さん・及びシャニマス運営のユーザーに対する敬意の払い方では決してない。

僕個人としては、三峰結華が好きで、成海璃奈さんの演技も好きだ。
軽薄そうな演技、呆れ笑いや諦め籠もった声調、ドロッドロのモノローグ、その全てに魂が籠もっていたと思う。

だからこそ、彼女はもう三峰結華の魂の代弁者であって欲しくない。

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