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エッチに至る100の情景

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■概要 ・これはHシーンに至るまでの文章を書いた短編小説集です。 ■自分用ルール ・文字数は1500文字以内とする ・具体的な18禁シーンは描写しない。  あくまでエッチシーン…
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記事一覧

エッチに至る100の情景_013「突撃! 心霊vs黒ギャル!」

 どの学校にもそうであるように、光陰学園にも学校の怪談があった。内容は他愛もないものだ。…

加藤よしき
4か月前
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更新再開のお知らせ

お疲れ様です。加藤です。忙しくなってきましたが、書かないと書かないで逆に気になるようにな…

加藤よしき
4か月前
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更新の停止のお知らせ

 お疲れ様です。加藤よしきです。表題の件に関しましてご報告です。  筆力の訓練のために100…

加藤よしき
5か月前
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エッチに至る100の情景_012「どんな場所にも花は咲く!!」

 「思うに、エロマンガでショタのペニスがデカすぎると萎えませんか」  鷲津 賢太は眼鏡をク…

加藤よしき
5か月前
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エッチに至る100の情景_012「オレ様くんは奴隷志望」

 「好きです、九条先輩」  「オレは好きじゃないから」  九条 京介はその日も相手を振った…

加藤よしき
5か月前
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エッチに至る100の情景_011「天気予報が大外れ」

 「晴れるから歩いて帰ろうって言ってたじゃん! バカ!」  國村 加奈子は、思い切り雨に降…

加藤よしき
5か月前
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エッチに至る100の情景_010「どうでもよくない!」

 ――人生、ミスった。そのうえ現在進行形で迷惑をかけている。でも、どうでもいいか。どうせもう手遅れだから。  矢吹 玲子は、起きた途端に負い目と諦めに襲われる。時刻11:35。両親は働きに出て、朝・昼ご飯は一階の台所に用意されてある。おにぎりが五つ、昨夜の残りの味噌汁、卵焼き。モソモソと食べる。不安と一緒に胃の中へ押し込む。  そして二階の自室へ。真っ赤なセルフレーム眼鏡のレンズを磨いて、ゲーム機を立ち上げる。遊ぶのは対戦格闘ゲームだ。オンラインの暇人を殴って回る。そばかすだ

エッチに至る100の情景_009「夫の知らない裏の顔」

 田井中 史郎は、殺し屋である。金を受け取り、人を殺す。殺人は彼の血族が戦国時代から行っ…

加藤よしき
5か月前
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エッチに至る100の情景_008「アダルト・コミック・ホーム・ステイ」

 アメリカから同い年の女の子がホームステイに来る。矢作 亮介はそう聞いて、よからぬ妄想を…

加藤よしき
5か月前
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エッチに至る100の情景_007「不純な気持ち?」

 自分は男だ。倉本 光太郎は実感した。自分だけは違うと何処かで思っていたが、そんなことは…

加藤よしき
5か月前
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エッチに至る100の情景_006「言うだけならタダ!」

 気が付いたら、近藤 タケルは走り出していた。呆気にとられる両親を置いて、家のドアを開け…

加藤よしき
5か月前
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エッチに至る100の情景_005「疲れ果てた中年男性に、謎の女性が『やぁ少年』と声をか…

 小さい頃は自分を「ぼく」と呼んでいて、気が付けば「オレ」になり、今は「私」になった。一…

加藤よしき
5か月前
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エッチに至る100の情景_004「ぜーんぶ、あんたのせい!」

 「やっぱり、女子も自慰はするのでしょうか」  その日、高校二年生の山城 廉太郎は、幼馴染…

加藤よしき
5か月前
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エッチに至る100の情景_003「オタサーの清廉なる姫」

 川田 太陽は自分を普通のオタクだと思っていた。進学を機にアニメ研究部に入り、自分に似合った、灰色の生活を送るつもりだった。ところが入部したアニ研には姫がいた。しかもそれは、あまりにも姫だった。  その日、太陽は全部長会議にて「きわどい表現の多い作品を見ているアニ研に、部費を渡すのもいかがなものか?」と吹っ掛けられた。すると姫が、倉橋 梨沙子が立ち上がり、  「オタク趣味というのは白眼視されて致し方ない部分もあります。もはやオタクは少数派ではなく、18禁と全年齢の境界線の上で