SV S2【最終2173/112位】不死セグレ対面
Daitoryoです。
7~8世代で†オクタン†をはじめとしたムラっけ戦術及びドヒドイデ軸のネチネチサイクルを得意としていました。関東のオフでは比較的運営として参加する率が高く、LiBornオフ(現行)・真皇杯関東予選及びラスチャレ予選・デュアルオフ・大文字オフ(主催)・道連れオフ(主催)等をしておりました。よろしくお願いします。
【コンセプト】
・基本パワーの高いエースポケモン(セグレイブ)を先発に据え、テラスタルを切ることで対面性能を上げる
・パーモットの「さいきのいのり」でセグレイブを復活させることで、疑似的にエースを1.5体使い、構築パワーで押し切る
【構築原案】
よだれだこさん『【SV S1】対面ドラパモミミ【22位】』
→エース+パーモット+ミミッキュの対面構築選出のベースとして
アーモンドさん『偉ぶりサザンサーフゴー』
→サザンドラ&サーフゴーの調整、及びコンセプト
トリトドン山本さん『S1最終日最高14位 最終72位 対面+ヘイラッシャ+ハイパーボイス』
→巨剣突撃チョッキセグレイブのコンセプト原案
【個体紹介】
(地)セグレイブ@突撃チョッキ 熱交換
意地っ張り:180-252-44-0-28-0
実数値:213-216-118-xx-110-107
技構成:つららばり/地震/巨剣突撃/氷のつぶて
-調整
・A特化鉢巻セグレイブの巨剣突撃高乱数耐え
・S無振り(努力値4切り捨て)
-解説/補足
構築の組み始め。テラスタルを含めれば大抵の初手対面に有利であり、特にドラゴンじゃんけんに強めであることから、全面的な信頼を置いてほぼ全ての構築に初手選出+テラスタルをしていた。テラスタイプは、当初は電気で使用していたが、ガブリアスの処理が甘くなっていたことから地面に変更。
技構成はとてもスタンダードなもの。巨剣突撃を使う性質上、素早さは無振りとした。ガブリアスからの被ダメを考慮して、もっとBを厚くしてもよかったかもしれない。
(妖)パーモット@気合の襷 鉄の拳
陽気:0-252-4-0-0-252
実数値:145-167-91-xx-80-172
技構成:インファイト/雷パンチ/冷凍パンチ/再起の祈り
-調整
・ASぶっぱ
-解説/補足
セグレ復活用素材……と思いきや、構築単位でのサイクル適性がとてもよかった。
セグレイブが不利を取る数少ない対面に、技の通らない鋼サザンドラがあるのだが、パーモットは鋼と悪を半減にする&格闘技でテラスの有無に関わらず一方的に殴れることから、サザンドラに臆することなくセグレイブを選出できた。
また相手のスカーフサーフゴーのゴールドラッシュが半減なことも◎。スカーフサーフゴーが火力が低いため、シャドボでチョッキセグレイブを半分削れないのだ。このため、詰め筋としてセグレイブを復活させる構築単位でのプランが上手く行った。
技構成はインファイト+再起の祈りは確定。原案の猫だまし+マッハパンチはドラパルトをエースに据えていたからこそ、対霊を蔑ろにしてよかったのであり、当構築では範囲を優先する必要があると判断。電気技は電光総撃ではなく連打の効く雷パンチとした。電光総撃読みで電気技を透かしてこようとする相手も一定数いたため機能した。冷凍パンチはガブリアスやカイリューを上から殴るのに重宝。採用率がそこまで高くないせいか、結構通った印象。
(無)ミミッキュ@命の珠 化けの皮
陽気:4-252-0-0-0-252
実数値:131-142-100-xx-125-162
技構成:じゃれつく/かげうち/呪い/挑発
-調整
ASぶっぱ
-解説/補足
対面構築における必須ポケモン。
じゃれつくとかげうちは確定、受けポケモンを削ってセグレイブやパーモットの範囲に入れるための呪いと挑発を選択した。特に挑発はカイリューの竜の舞を咎めたり、ヘイラッシャ等の回復を許さない点で非常に優秀。天然環境である以上、剣の舞の採用理由はほぼないという調整仲間であるぬまゴリラ氏の意見は非常に的確だった。
(鋼)ウォッシュロトム@オボン 浮遊
図太い:252-0-252-4-0-0
実数値:157-xx-174-126-127-106
技構成:ハイポン/イカサマ/放電/鬼火
-調整
HBぶっぱ
-解説/補足
地面セグレイブで辛いバンバドロや、相手の後続セグレイブに出せるポケモンとして。サーフゴーとの相性及び選出しやすさを意識。
特にイカサマは対セグレイブで無類の強さを誇る。鋼テラスは対神速カイリューも意識。
(岩)サーフゴー@拘りスカーフ 黄金の身体
臆病:148-0-20-132-4-204
実数値:181-xx-118-170-112-143
技構成:シャドボ/ゴールドラッシュ/パワージェム/トリック
-調整
・スカーフ込み最速ドラパルト抜き
・シャドボで163-96ドラパルト15/16の乱1
・C185サーフゴーのシャドボ確定耐え
(※原案記事より抜粋)
-解説/補足
補完+ミトムの相方として。当初はキョジオーンを絶対にしばく隠密マント悪巧み等も使用していたが、結局は一番選出しやすいスカーフ型に落ち着いた。
サーフゴーというポケモンの評価は個人的には高くない。軸として使うには火力も素早さも中途半端で、比較的テラスを強要されるポケモンなので、そもそものコンセプトと合わない感は常にあった。しかしセグレイブの苦手な絡め手を一方的に咎めるポケモンであり、単体でのパワーが極めて低いミトムを採用しなければならない以上、構築にいること自体に価値があるポケモンであると感じた。
技構成及びテラスタイプは当初は格闘だったが、最終日直前に岩+パワージェムへ変更。これはセグレイブの裏のミミッキュ&パーモットが共にHBウルガモスに極めて弱いことから+テラスを切ることがほぼなかったため。
(霊)サザンドラ@残飯 浮遊
臆病:204-0-220-20-4-60
実数値:193-xx-138-148-111-138
技構成:悪波/炎の渦/身代わり/挑発
-調整
・H=16n+1で最大
・準速サーフゴー抜き抜き
・A120ヘイラッシャの雪雪崩を身代わりが15/16耐え
(※原案記事より抜粋)
-解説/補足
最後に入ってきた受け崩し枠。最近流行りの子。セグレパモミミの基本選出ではガチガチの受け構築が無理なため採用。ブラッキー軸にも強めなのが偉い。
ただドラパルトを強烈に呼ぶ点、受け構築以外への性能がとても低い点など褒められないところも多い。ぶっちゃけサーフゴーと組ませるうえでの顔採用みたいなところはあった。実はA5。
【重いポケモン】
・マスカーニャ+ミトム(+ウルガモス)
対ドラゴンのテラスの切り合いを念頭に置いているため。最終日直前からミトムが大量に沸き、なおかつほとんどがHBの鋼テライカサマ持ちとなっていた。とても辛い
・ブラッキー軸
スタン気味なのにサザンドラの選出を強要されやすい→選出のパワーが低くなるため
・バンバドロ、怠けるカバルドン
セグレイブ様に歯向かうんじゃない
・ヘイラッシャ、ラウドボーン
特にヘイラッシャは草テラスなど、ミトムを意識した構築が目立った。これも逆風
【余談】
今期は「混迷→構築組み直し→2桁→バ○ビー氏とマッチング→15,000位→構築改良→2桁」という怒涛の展開を経験した。
実は当初のコンセプトは「電気セグレイブ+パーモット+願い事最遅バトンブラッキー」であり、これが構築名の『不死セグレ』の由来となっている。当時は悪巧みサフゴ+眼鏡ヒトムを使っていた。
ただバ○ビー氏の妖ガブリアス相手に後手後手に回ってから、そもそものブラッキーが構築のパワーを下げていると判断し解雇、セグレイブのテラスタイプやロトムサフゴの枠を見直したら勝てるようになった。構築全体をセグレイブに寄せ切ったからこそ見えてきた境地であり、第9世代は「構築ゲー」ではなく、強い選出を出しやすくする「選出ゲー」であるということを実感した。
【結果】
TN: Trump(1rom体制)
最終レート2173/112位
03:30時点で50位台だった順位を放置してたら06:30には93位になっていて、インフレシーズンの恐ろしさを知った。
【Special Thanks】
・構築記事を発信して素敵なインスピレーションを私にくださった先輩方
・S2開始時から私がセグレイブに傾倒しまくっているのを見て、「もうブラッキーパーモットいれてセグレセグレセグレにしちゃえ」と言ってくれたり、いつも的確なアドバイスをくれる大師匠ぼんこふ先生(剣盾最終4位)。最終日もずっと応援してくれた。本当にありがとう!!
・構築力があり、的確な補完例のお手本を教え続けてくれたぬまゴリラ君
・素敵なイラストを提供してくれたYKさん、あばたー、捏造(コラ)担当のサンセベリア
・いつのまにか大所帯となり、ハイレベルなポケモン大会まで開催できるようになったamong us鯖『沼窓』
・表に出せない汚い鯖のホモ共
by. Daitoryo(@nogizaka_loony)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?