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「今も昔も南砺市は芸業の地、そして、今も昔も芸術家が集まる地」

八魂一如を読みました。
もちろん、富山新聞で連載されていた時も読んでいました。


井波の井波彫刻
五箇山の五箇山和紙
城端の絹織物
など富山県南砺市には多くの産業があります。


私はそれら多くの産業を「経済活動としての産業」と認識していました。
これは正しい解釈だと思います。
しかし、この本を読むとこれは「経済活動としての芸業」であり、
それぞれの産業は「芸術作品を創作している」事に気が付きました。


この事を踏まえ、南砺市ゆかりの棟方志功や、今現在、井波地区を中心に多くの海外芸術家が移住している事実を踏まえると


「今も昔も南砺市は芸業の地、そして、今も昔も芸術家が集まる地」
という訳です。


そして、富山県南砺市にどうしてこれだけの芸業が盛んになったかと言えば、雪害が影響していると思います。
雪に農作業が阻まれ、芸業を営むしか生きていく道が無かったと。


これはまさに「土徳」であり、「土徳」が富山県南砺市に今も昔も芸術家が集まる理由だと思います。
そのような「土徳」の根付く地に、生まれ育った私は光栄に思います。

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