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新岳大典=あらたけだいてん

新岳大典とは何者か。
「あらたけだいてん」と読みます。名刺を出したりすると、名字を「にいたけさんですか」と聞かれ、名前は「おおのりさんですか」と言われたりします。
あわせると「にいたけおおのり」となります。誰・・・。
もちろん新岳大典は本名ではありません。
運命鑑定家だった母が命名した筆名です。
もちろん、本名も母が命名しました。「大」という文字だけは本名にも入っているので、新岳大典でおつき合いいただいている皆さんも本名で生活の場を共有させてもらっている皆さんからも「大」という文字を使って呼ばれています。
母が運命鑑定家として命名した最初の名前は「新武大典」でした。
はるか昔、「文芸本陣」という文芸投稿誌(同人誌ではありません)を作る時に筆名が必要でした。それから芝居を書くお仕事をいただいた時にもこの筆名を使いました。
やがて「武」という文字は荒々しいので、「岳」という文字に母が変えました。
新岳大典とは長いつきあいになっています。

「新岳大典」をローマ字で書くと、「ARATAKE DAITEN」となります。
「吉田類の酒場放浪記」というBS-TBSの番組を好きになり、酒場巡りが趣味になりました。そして、劇団のホームページの一部に記事を載せ始めました。さらに、これを独立させ、ブログ「居酒屋探偵daitenの生活」を始めました。
英語表記は「Life of the izakaya detective DAITEN」です。

母の自宅介護を15年しました。そして、母は92歳でこの世を去りました。
新型コロナウイルスの時期に入退院を繰り返すことになり、お互い寂しい思いをしました。面会に行っても小さな音の悪いタブレットでしか会わせてもらえない。わずか数十メートルという場所にいるのに、会わせてもらえない。
ただただ、小さな画面越しに「ありがとう」と声を掛け、名前を呼び合うだけの面会でした。

ある雨の日でした。お寺で開催された音楽会の帰り、妻の旧友である彫刻家の方と鎌倉でお食事をさせてもらいました。
妻は演劇を長年やっています。それを陰で支えるのも私の役目でした。
そんな昔話などしていると、その方に言われました。
「支えるだけではダメでしょ、あなたが本当にやりたいことをやらなくちゃ」と。
力のある眼差しでそう言っていただきました。

さて、第三の人生をどう送るか。

今まで、書いてきたこと、やってきたこと、それをまとめながら新しい物を産みだしてゆきたい。
「新岳大典」は何者なのか。それを示してゆきたいと思います。
2023.5.30





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