自分を構成するアルバム②

2枚目は、くるりです。

くるりも1枚目で選んだTeenageFanclubと同様に、どれか1枚選ぶのって至難の技なわけですが、思い入れという意味でこれかな!

くるり ー アンテナ

くるりをオンタイムで聞いたのはこのアルバムから。友達と免許合宿に行ったときの宿でスペースシャワーTVが観れたんだけど、そこでロックンロールとハイウェイのPVを見てピンときてから、これまで愛聴しています。

これより多分2~3年前になるけど、ワンダーフォーゲルのPVを観たことはあって、全然ピンときてはなかったけど、認識はしていた。
自分はハイスタをきっかけに音楽を聴き始めた、いわゆるエアジャム世代。自分が住んでいた地域で受信していたテレビ神奈川で放送していた「ビデオ星人」(洋楽邦楽問わずパンクやメタルやミクスチャーなどのラウド系を中心としたライブ映像やPVを流す番組。)でワンダーフォーゲルのPVが流れて、くるりって名前は聞いたことあるけど、イケてないバンドだなと思ったのはなぜかよく覚えてる。 ボーカルがメガネで冴えないし。…なんて思っていた私もすっかりメガネが定着したおじさんです。会社の同僚からは、メガネを外すと顔が生々しいから早くメガネをかけろといわれる始末。嫁からはメガネをかけてないと何処にいるかわからないと言われ、要は顔にパンチがないということのようですが、顔が生々しいのとパンチがないのって相反する感じしませんか?しませんか、そうですか。

このアルバムの話に戻ると、前述のロックンロールはとにかく大好きな曲。人生ベストソング50に余裕で入る。morning paperのサビ前でテンポが変わる感じは学生時代にやってたバンドでアイディアを拝借したりした。how to goはシングル版よりもクリストファーが叩いてるアルバム収録の方が好き。というか、クリストファーのドラムが好きなんだろうなぁ。このアルバム発売後のツアーなどの様子を収録したDVD買って、クリストファーのドラムばっかり見てたもんなー。このある意味で異質なドラムプレーに寄り添いつついつも通りメロディアスなベースも最高。当然だけど結局くるりのサウンドって岸田のボーカルと佐藤のベースが構成要素のほとんどを占めていて、それ以外の要素がアルバムによって違うことで、アルバム毎に全然違うスタイルにみえるってかんじだと思うんだけど、クリストファーのタイム感とそこに演奏を合わせることによる独特のグルーヴが加わることで、他にはない、古くも新しくもある不思議なアルバムに仕上がったのではないでしょうか。クリストファーは結局この1枚だけで脱退しちゃったけど、その刹那的な感じもあってこのアルバムへの思い入れが強くなってると思う。好き好き。

ちなみにくるりのアルバムの次点も悩むけど、意外と「言葉にならない~」かもしれない。さよならアメリカとか良い。多分、くるりの中で1番地味なアルバム。様々な意見はあるでしょうが。

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