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ゾルフ・J・キンブリーという男

ゾルフ・J・キンブリーをご存知か?

見てください、メインタイトルと見出しを。

・J・←名前のこの部分超絶可愛いくないですか?

サン●オかサンエッ●スのキャラクターかな?と思いますよね。
リラッ●マの遠縁の子かな?

・J・< ミツカッチャッタナァ〜(高音)











残念!"鋼の錬金術師"のキャラクターでした!!!!

好好好ー好•好ー好好。


先日、ハガステ(2.5次元舞台)が素晴らしかったという記事を書いたところ、様々な舞台ファンの方に読んでいただけて有難い限りでした。
「原作と舞台」の垣根を超える、少しでもきっかけになってくれたら嬉しいという思いもあり、書かせていただきました。
本当に最高でしたね。大千穐楽は生で体験できなかったので配信で擦り切れるまで観ました。




で、皆様、その後読んでくれましたか?
原作、読んでくれましたか?(圧)
そうですよね!もうそろそろ皆さん全巻読んで、推しが決まった頃かと思います。
舞台ではこの俳優さんのファンだからこのキャラ推しだったけど、最終的にキンブリーの沼にハマったとか、舞台ではこのキャラがいいなと思ったけど気付いたらキンブリーを推していたとか、ふざけんな原作でも舞台でもキンブリー一択ですとか、

「先日、キンブリーの軍服が爆発で破けたから縫ってやった」
など色々あると思います。

ちなみに私は昔、縫ってやったことがあります。

どうも!夢女です!!


とは言えまだ読めてない方もいらっしゃるでしょう。
舞台ファンの方以外でも「ハガレンはまだ未読でキンブリーのこと知らないよ!」という人のために、そして、単純にSNSで鋼とかキンに関して話せる友達が未だに少ないので話すキッカケ(友達)作りのために書きます。
なお、この記事は本当にキンブリーにしか触れてないのでご注意を。
(核心に触れるネタバレをできる限り除いておりますが、少しバレあるかも)

キンブリーがゲシュタルト崩壊起こしそうだから、以下より呼称を「金鰤」にしたい。

※金鰤→ハガレン展の特典4コマで爆誕。日本を訪れた彼は、名前を漢字にして刺青を掘ることに。漢字にしたらこうなった。なお最終結果…。
この二文字を気に入っている様子の推しが可愛い。

※これから紹介するのは、原作漫画「鋼の錬金術師」と、アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」(2011年制作)軸のキンブリーです。
アニメ「鋼の錬金術師」(2009年制作)のキンブリーは原作未登場時に生み出された、別の容姿(荒川先生か描いた初期設定の姿に近い)・魅力を持ったキャラになっておりますが、ご了承ください。


💣基本情報

・名前:ゾルフ・J・キンブリー
・職業(?):国家錬金術師(二つ名 / 紅蓮の錬金術師)
・容姿:目つき悪。長い黒髪を束ねている。私服は白スーツ白ハットの白ずくめで、作者曰く「白スーツには変態のイメージがある」。変態。
・誰に対しても敬語で紳士的に接する。
・錬成陣は両手のひらに刺青で。
・アニメの設定資料的なものにドイツ人のイメージ…的なことが書かれている。
ミドルネームのJは「ジャジャジャジャーン」のJ(作者に適当に決められた)

爆弾・爆発を得意の錬金術とする彼に似合いの二つ名ですね。ちなみに、紅蓮の意味↓

紅蓮(ぐれん)は紅色の蓮の花。猛火の炎の色に例えられる。

wikipediaより引用

ちなみに以下画像はハガモバでゲームに使える"メダルになった推し"なんですけど、英語で書くとそのまま"CRIMSON LOTUS ALCHEMIST"らしいです。かっこよすぎて草。

観光地とかに置いておいてほしいメダルNo.1



💣魅力その① "異端"な意思強美学マン

ここでいう"異端"は、分かりやすくいうと、サイコパス的なやつです。

❓サイコパスって?
→一般人と比べて著しく偏った考え方や行動を取り、対人コミュニケーションに支障をきたすパーソナリティ障害の一種。主な症状として、感情の一部、特に他者への愛情や思いやりが欠如していることや、自己中心的である、道徳観念・倫理観・恐怖を感じないといったことが挙げられます。

https://keiji-pro.com/magazine/10/

偏った考え〜の部分はこの人に関してはグレーかな?という感じなので、後述しますが、症状は限りなくそれに近い。
原作者・荒川先生にも「良心とか罪悪感はない」とキャラ説明で言われていたり、まあ恐怖は感じてないし、自己中な部分あるって自分で言ってるし実際自己中だしetc…そもそも人造人間側に加担している理由をエドに話したら「よく国家錬金術師の精神鑑定通ったな」と言われるレベルの世間一般からすると危険思考の持ち主。
だけど、本人が一番それをよく分かっているので、"普通の人"っぽく、他の人に接することもできるし、紳士の皮もかぶれる。
普通の人なら…と、無理やり生きてきた場面が多かったかと思うと、少し切ない…と思いきや、作中、本人はそれを全く苦と思っていなさそうで、楽しそうに生きているので全然いらん心配です。

それとただの狂人ではないと思うんですよね。
狂っては…な…

…いやでも爆発音とかその振動とか人の悲鳴で「いい音だ!!」ってプルプル震えながら興奮するし、狂ってるかな?
自分が刺されて死にかけてる時も興奮してるし、狂ってんのかな?

…………………………まあ変態ってことで。

いけないエクスタシーの感じ方の例。
(単行本23巻収録)


「純粋な生存競争」「極限状態での意思のぶつかり合いが美しい」という美学と、それに伴う一貫性の思考に基づいて生きている。
キンは殺人という行為自体にというよりは、死と隣り合わせな場所とか、状況とかに彼の言う"快楽"を感じていると私は思っています。
世界を見る角度が我々とはちょっと違っちゃってるだけなんですよね。(ちょっとではない)

"普通"の判断基準を分かっているから、あくまで"仕事"以外では人と命のやりとりをしないところもポイント高いです。無理やり仕事って言い張ってるところあるけど。


💣魅力その② 慇懃無礼な論破マン

敬語で真っ直ぐ心を刺しにくるキャラ、好きじゃないですか?
私は大好きです。
そんな人にオススメなのが、キンブリーです。

スーパー弾丸論破
(単行本15巻収録)

その価値観が正義なのか悪なのか良いのか悪いのかは別として、その通りだから反論できないよ…ということをガンガン言ってくる。
見てくださいよ、ロイとリザのこの顔。でも何も言い返せねぇ…。

更に何も言えねえ…なことに、キンブリーは自分が殺めた人々や、その現場に居た、目に入った人のことをガチで全員記憶している。
「ケヒャ〜ッ!!そういう自分は全員覚えてるんですか〜!?」という上げ足取りする隙をガチで許さない
恐ろしい男…!


キンブリーの真髄は「揺るがぬ意思と揺るがぬ美学」。
自分の思想に一本芯が通りまくっているため、習慣にも言動にも常に一貫性がある。曲がらない。矛盾無し。そんなこんなで、思考の組み立てが完璧なので、言い返す隙もない。口喧嘩絶対したくない。
なお、この日のキンブリーの言葉は、ロイとリザの記憶に鮮明に焼き付いており、原作で1番最後のロイの回想(一瞬)はキンブリーのこの時の顔と言葉という凄い結果を生み出した


話し方、常に誰に対しても敬語なんですけど、ちょいオコなときと、ちょっとケガが痛すぎて余裕ない時だけ敬語を無くすのがまたとても良いです。そんな時も一人称「私」は崩さないのが、そこがまた良いです。



💣魅力その③ 一本芯の通った人の意思は尊重してくれる。

そんなこんなで彼自身が一本芯通りまくった人なのですが、キンブリーは他人に関しても芯の通った、意思の強い人間が大好きです。

自分とは違う意見を持つ人、自分では理解できない覚悟を持つ人でも、話を聞いて、納得できれば自分の考えを押し付けようとはせず、その人個人の美学や意思を尊重してくれます。また、その人がその意思を、本分を貫けば貫くほど、尊敬して認めて好いてくれます。

その分、自分の発言や思想に矛盾したダサい行動を取ると極限まで嫌われます。

納得してくれたご様子part1
納得してくれたご様子part2
納得の仕方が可愛いのなんとかしてくれ。

ちなみにpart2、アルフォンスの話を聞いて可愛く納得した様子の彼なのですが、このあと、アルをちょっと論破します。(出たわ!論破マンよ!)

そんなこんなで、キンの中ではエドもアルも強い意思認定済。おめでと!!
これは詳しく言うのNGなのですが、終盤エド絡みで、キンブリーのはちゃめちゃスーパーハイパーデラックスかっこいい活躍があるので、この活躍に伴う性質こそ彼の醍醐味というか、区分的には悪役と言われつつ「敵とか味方とかじゃねえんだよ!金鰤は!」となるのでとにかく読んで。

※「戦場で上司(自分)を守るのが兵士(部下)の本分」として、顔色一つ変えずに部下を盾にして流れ弾(爆発)を防ぎ、それによって殉死した兵士のことは気にせず服が汚れたことを気にする男なので人としては普通に悪です。



💣魅力その④ 可愛い。

この男、可愛いのである。
見た目とかではなく、行動とか感性とかそういうのが。こんなの知ったらみんな好きになっちゃうよ…。
一部を箇条書きで失礼致します。

・彼のイメージで錬成したひよこのおもちゃがごっつ可愛い。
・知り合いだと思って肩掴んだら知らない人で、驚いて「誰?」って言う。
ロリコン疑惑をかけられて即座に否定する。←この時点で、エドのウィンリィに対する好意に気づいているのが良い。気の利く大人。
・寒がり。寒冷地でめっちゃ着込む。着膨れしてもっこもこ。
・なんか臭いと鼻の前で手をパタパタさせて軽減しようとする。
Gが苦手。
・過度な筋肉は美しくないと思っているし、嫌すぎて悪夢見て飛び起きたことがある。

四方八方に迫る筋肉にこの絶望顔である。
みんなこのビジュアルシート買お!



(超個人的)魅力α  口がでかい。

口がでかい。口がでかい男は好きですよ。
デフォで横にでかいので、某ハッチ●ッチス●ーションの人形みたいなの作ってくれたら絶対可愛い。作って、どうぞ。

このように。
顔これで。
(チェスの駒になった推しの姿)



💣総括

いかがでしたでしょうか。
私の主観入り交じったご紹介でしたので皆様から「解釈違いだ!ボケが!」と罵られることもあるかもしれませんが、だいたいこんな感じです。
なお、私は語り足りてないので、もしこれ読んで私とキンブリーの話してもいいよって思ったハガレンファンいたら、DMでもリプでも文通でもなんでもしましょう。

これを読んでちょっとでもキンブリー推せるかも……と思った皆様、鋼の錬金術師略してハガレンを読んでください。アニメを観るのもいい(FAの中の人は吉野裕行さんです。最高。Huluとネトフリで観れるぞ。)、ハガモバ始めるもよし、結果他のキャラにハマるも、勿論いい。大事なのは作品に触れていただくことなので。

ハガレンという作品を、キンブリーを、どうぞお願い致します。


あとこれは出版社・メーカー各位の方に向けて。
10年以上待ってるんですけど、

キンブリーのフィギュア化まだですか?

〇分の〇スケールの造形のクオリティ高いやつ。
よろしくお願いしますね。(圧)


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