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スターズ・オン・アイス(SOI)

スターズ・オン・アイス(通称SOI)。
世界選手権終了後すぐに大阪や東京(横浜)など比較的大きな会場で行われるアイスショーです(ちょうど桜がキレイな頃なので、特に外国人選手は観光も楽しんでおられる様子)。
名前の通り、オリンピック出場選手や世界選手権優勝者など、その年に活躍したスケーターの演技が見られます(そのシーズンの競技プログラムを見られることも)。
元々は北米でスタートしたアイスショーなので、出演スケーターもアメリカやカナダの選手が多く出演される印象。
日本では、木下グループがスポンサーなので、木下関連の選手が多く出演される印象です。

私個人の最初のアイスショーは(幼少の頃のディズニーオンアイスを除くと)このスターズ・オン・アイスでした。
バンクーバーオリンピック直後の春にメダリストが多く見られたこと、特に浅田真央さんの仮面舞踏会を見られたことが今でも印象に残っています(というのも、当時オーケストラでこの曲を練習していたからです)。


現地観賞して感じたこと

スターが出演

アイスショーのキャスティングは肩書重視といわれますが、特にそれを感じるのがこのSOI。世界選手権の直後に行われることもあり、まだ競技色が強く残っているシーズンの締めくくりの位置づけです。
24年では世界選手権優勝者全員が揃いました。

グループナンバー

北米のアイスショーらしく、グループナンバーがいくつかあります。
日本公演では主に外国人スケーターで構成されていますが、中には日本人メンバー中心のプログラムがあり、主にその時に流行しているJ-POPを使用することが多いです。
(個人的には、SOI独特の振付があるなと感じています。それを見る度、あぁSOIだなって思います)

チケットの値段

外国人スケーターも多いし、拘束期間も長いのでギャラもかかるでしょうし、大きな会場で行うので、費用がかさむのは想像に難くないのですが…
正直、比較的チケットの金額が高いというか、見合っていないと感じてしまいます。
(特に近年は木下色が強くなり、木下所属の選手推しを強く感じます…)

プロモーション

プロモーションがあまり上手ではない印象もあります。
フィギュアスケートが地上波で多く取り上げられ、各媒体で盛り上がっていた時代は一般の方でも数人の選手を知っていたでしょうが、今はそういう状況でもありません。
なので、コアなファン以外の集客がますます厳しくなっています。
そんな中、どうやってアプローチしていけばいいかがまだ見えてきていないのかなと思います。実際、24年は集客に苦労していた様子が見えました(で、積極的にSNSやTV番組等でアピールしていましたが、あまり効果を感じられませんでした…)。

最後に

それなりに知名度もあり、歴史もあるアイスショーなので、今後も続くことが大前提だと思いますし、無くなってほしくないアイスショーの1つです。
でも、アイスショーが乱立している現状と、24年の状況を見る限り、てこ入れが必要かなと感じています。
最近はアイスショーの来客者アンケートを行うことも増えましたが、24年のSOIでは実施されていなかったようです。
もう少し現状把握を行い、対策を考えないと、お客様は離れていってしまうのではと勝手に危惧しています。

(参考)アンケート

アンケートの重要性についてはこちらの記事をご参照ください。


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