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ホリスティックにみるということ

ホリスティックという言葉を聞かれたことはありますか?

「総体的な」「全体的な」という意味ですが、そういう意味を踏まえた「ホリスティック医学」というものがあります。

ホメオパシーもホリスティック医学です。

これはクライアントさんを、例えば何十年にわたり胃の不調を抱えていらっしゃる方を、胃のお薬だけで治そうとするのではなくて、その方の食生活、暮らす環境、考え方、生い立ちなどあらゆるものをひっくるめて「その方」と捉え治癒に導く医学です。

ホメオパシーの健康相談会では実にいろいろな事を伺います。

人は様々な事に影響を受けますので、その方が今の不調を作らざるを得なかったことを探しながら伺うわけですが、精神的なご相談であれば育った環境、ご両親のことご兄弟のこと、どのような言葉をかけられながら育ってこられたか、それらによってどんな気持ちを持ちながら育ってこられたか。

どんな価値観を身につけてこられたのか。

体のご相談であれば、普段何をどんなふうに召し上がっていらっしゃるか、どんな生活をしていらっしゃるか、そして同じようにどのような環境で育ちどのような考え方の癖をお持ちか。
そのような事を総体的に捉えて、まさに薄皮を剥がすようにエネルギーバランスを崩す原因になっているであろう事を一つずつ一つずつ取っていきます。

場合によってはパンドラの箱のように見たくないものが次々と出てくるかもしれない。でもそれを一つずつ自分のものとして俯瞰し受容していきます。

ホリスティック医学は「無かったことにしない医学」なのかもしれません。


『無かったことにしない医学』

「表れている不調」を「無かったことにする」のがある意味、現代の医学であることも多いので、そういう意味では真逆かもしれませんね。

でも、この「無かったことにしたかった事」こそが病気の原因になっているわけで、それはやはり見つめていく必要があるわけです。そしてそれは、「そのままではダメだダメだ」と思えば思うほど不思議と主張してくる。

食べてはいけないと思えば思うほど甘いものは食べたくなるし、こんな嫌な性格ダメだダメだと思えば思うほどクローズアップされる気がする。

そういうものですよね。

とてもしたくないのだけれど、難しいのだけれど

『受容する』

それがやはり始まりなのです。

そして、その方を形作っているものが体であり心であるわけですから、どちらかだけを見るわけにはいかないっていう事ですよね。

『ホリスティック医学』
とても素晴らしい医学です。

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