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仕事の所要時間を見積もるのが苦手

全く1人で完結する仕事であったとしても、誰かと共働する仕事であったとしても、誰しもが人から、もしくは自分に尋ねたことがあるはずのふとした問い

「この仕事はどのくらい時間がかかるかな?」

疑問というほどでもなく、スケジュールを管理するにあたって不可欠のこと。

タスク管理術で、5分以内に終わる仕事はすぐにやる、5分以上かかるものはスケジュールを組んで後から取り組む、という判断基準も紹介されていたりする。



私は、「この仕事が何分必要なものなのか」を判断するのがとても苦手だ。

上司から仕事を振られて、「どのくらいでできそう?」と聞かれ、
「(この後すぐに取り組み始めるけれど、何があるか分からないし確実に終わっているであろう時間は)明日の昼(までには)ですかね」なんて答えると
「えっ、そんなにかかる?うーん、じゃあ他の人に頼もうかな」
と言われる。そこで()内の逡巡を補足すると、
「なるほど、ああでもこの後すぐに取り掛かってくれるならきっと1時間もかからないと思うから、じゃあ15時までにくれる?」
といったふうに、相手が期限を設定してくれる、というやり取りをこれまで何度か経験してきた。

人に設定してもらった期限なら、その中でどう完成形まで持っていくかのやりくりを考えることができる。
箱を渡されて、その中の配置を決めていくような感じだ。
けれど、箱から作ってね、と言われると、とたんに困ってしまう。

最悪なのは、このくらいでできるだろうと思って言った期日がけっこうムリめで、発注した側もその期限のムリめに気づいていない・もしくはお手並み拝見とでも思っているかで何も言ってこなかった場合。
ヒーヒー言って自分を、ひいては自分の性格とそれを作り上げたこれまでの人生を呪うレベルで、ネガティブ思考に陥りながら〆切前の地獄のラストスパートをかけるなんて状況も、よくあった。

心と体の健康両方を損ないそうなコレは、絶対に避けなければならない。


映像翻訳に関しては、少しずつ自分のスピード感が分かってきた。25分の作品を訳すのと、45分の作品を訳すのとではペース配分が違うことも。一気に受注しすぎてしまってちょっと負荷大きく感じているので、全体的にはよくないんだけれど、勝手に秋季集中講座って感じで、スピードとペース感覚が分かってきたのは収穫だ。秋だし。違うか。

ただ、悲しいかな会社員としての仕事は、なかなか「これは〇〇くらいの時間をもらえれば大丈夫です」「オッケーよろしく!」みたいな、人とも気持ちよくペースがハマる時間間隔を持ってやれたことが少ない。
こればっかりは、1つの仕事を長く続けてないからなのかな、と少し寂しく思ったりもする。


がむしゃらにやってでき次第出します、というのは、その意欲は買われても、理想的ではない。大人になって分かった感覚だけれど、先を見通せるというのは大切だ。

レコーディングダイエットのように、ライフログのように、コツコツと「所要時間の実績」をデータとして積み上げていくのが確実な近道かなあ。

仕事における地味なストレス要素なので、何か対策が見つかるといいなと思っていることです。                       

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