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この瞬間でしか味わえない演奏

6/2(日)に、久しぶりに二胡のコンサートに行ってきました。趣味で弾いていますが、生の演奏を聞きに行くことが、なかなかできていません。今回は、予定も合い、場所も比較的近いこともあって、チケットを購入してから、ずっと楽しみにしていました。

田再励氏のミニコンサート&二胡セミナー
能楽堂ホールの雰囲気だけでも味わってもらえたら。

田再励氏が、来日されることも珍しく、貴重な機会に恵まれました。ホールに合わせて、なんと二胡一本で演奏されました。二胡用マイクや、ピアノ、伴奏なしで、二胡の音だけ。

私の印象ですが、ホールが広いと、二胡の響きを会場全体に届ける為に、二胡用に小型マイクを使ったり、ステージ前にマイクを立てたりしています。昨年、見に行ったコンサートでも、現代風で、バック演奏(ドラム、和太鼓、キーボード、ギターなど)があったりして、二胡の音を届けるのに、必要なんだなと感じました。もちろん、バック演奏ありでも、その良さもありますが、二胡一本で、マイクなしだと、二胡本来の音色が直に伝わってきます。

田氏の演奏技術も素晴らしくて、言葉では表せないほどです。感激という気持ちを通り越して、心が揺さぶられるような感覚でした。曲が描く情景も、音とともに伝わってきます。

また、二胡と似た楽器の高胡と、中胡を使って演奏してくださいました。高胡は二胡よりも音域が高く、中胡は二胡よりも音域が低い楽器になります。生で音色の違いを聞くのも初めてで、見た目が似ていても、奏でる音色の違いを楽しめました。オーケストラでいうと、バイオリン、チェロや、ヴィオラのような違いでしょうか。

ミニコンサートのあとのセミナーも、参加させていただいて、こちらも貴重な時間となりました。私は、中国語も、勉強し始めた所ですが、話したり、聞くことができたら、また違ったことを得られたと思います。自分で言葉を理解して聞くことと、通訳を介して聞くことでは、変わってくるだろうと思います。

他にも、書きたいことは色々ありますが、今回はこの辺で。

このホールと、この瞬間でしか味わえない貴重な時間となりました。また得たものを別の形で記事に書いていけたら良いなと思います。

読んでいただき、ありがとうございます。


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