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毎日、月を見上げたり、遠くの山を見渡してる。沈みゆく夕陽に足を止めたり。

自然と共に生きてるから当たり前のように聞こえるかもしれないけど、2年前まではそうではなかった。

自然は奏でるタイミングがある。満月を見たくても雲に隠れていたり、高いビルの裏側に重なっている時は見えない。
自然はそこにあるモノだから、人が自然に合わせて動かないと見えない。

以前は自由に見に行けなかった。いつも同じサイズの窓から外を眺めて想像していたし、眺めることさえ叶わない日もあった。目の前の生活に追われてた。ほんの3分、家事から手を離して、一歩外へ出ることさえ出来なかった。
でも、その時は「仕方ない」って思ってた。今これをしなければならないから、また、いつかの機会にと押し込めていた。

人は、自然に癒されながら、人が人に戻れるのに、
目の前の家事をして、生活してる方が人間らしいって思ってたのかなぁ。

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