アサクリ・オデッセイのロード画面に学ぶ、古代ギリシアの豆知識
ゲームの製作者とっての敵、ローディング時間。
どうしても次のステージ、シナリオなどのデータを読み込む時間は必要。ディスクタイプのゲームでは、30秒待たされることもよくありました。
この退屈な時間を有益なものに!ってことで、バンダイナムコゲームス(当時はナムコ)がローディング画面でミニゲームを遊べる特許を1994年に取っています。凄いよね~。
こんな退屈なローディング時間。表示されるローディング画面で、ユーザーに有益な情報を表示するのがよく見られます。
そう、Assassin's Creed Odysseyも同様。
※以降、面倒なのでアサクリ・オデッセイと称す。
そんなアサクリ・オデッセイのローディング画面から、古代ギリシアの豆知識を学んでいきましょう。
1.パーンとパニック
「パニック」という言葉は神パーンの名に由来している。彼には、人に我を失わせて制御不能な状態にする力があると信じられていた
不安と恐怖で混乱した状態、その状態が起因のメチャクチャな行動を指す言葉「パニック」のことです。なぜ、パーンが語源になったのかについてはWikipediaにそれっぽいものが記載されていました。
古代ギリシアの人々は、家畜の群れが何の前触れもなく突然騒ぎだし、集団で逃げ出す現象について、家畜の感情を揺り動かす見えない存在が牧神・パーンと関係していると考え、これを「パーンに関係するもの」と呼んだ。
Wikipedia:パニック
へー!
古代ギリシアの文化、宗教観が現代にまで影響しているのは面白い!
2.ドラクマ
2002年1月1日にユーロを導入するまで、ギリシアはドラクマを国の通貨として使用していた
マジですか!
ゲームないでは当たり前の通貨で、ドラクマは古代の通貨なんだろうなと勝手に思い込んでましたが、ユーロになるまでは活きていたのか。
ちなみに、オリンピアのゼウス神殿では床にドラクマがばら撒かれていました。扱いが無造作すぎる…お賽銭はこれでいいのか?
3.世界の七不思議の1つ
偉大な彫刻家ペイディアスは、金と象牙でできた高さが12.37メートルのゼウス像をオリンピアに作った。これは古代の世界の七不思議の1つだ
なんでこれが世界の七不思議なのか、ゲーム上でも確認してみました。
オリンピアのゼウス神殿に行けば崇める人々が居ます。
特に不思議ではない気がします。まさか動いたとか?
Livedoor NEWSゲームさんぽで敬愛する古代ギリシア研究家の藤村シシンさんが、「なにが七不思議なのか」の質問に答えています。
回答:「すごくその...でかい!」
まぁ、たしかに…紀元前5世紀ごろに12メートルの像。
似たサイズだと日本には鎌倉大仏があります。像高約11.3メートル。こちらは1252年造立開始とのことなので、時代を考えるとオリンピアのゼウス像が七不思議入りするのは理解できるかも…。
ちなみに、動画では10:13あたりからゼウス像トークなのでご確認ください。
おわりに
ローディング画面で学ぶ古代ギリシアの豆知識を3つご紹介しました。
さらに一歩進んだ楽しみ方として、ローディング画面の豆知識をチェックし、興味を持った情報を参考にゲーム内で探索したり、まつわる情報を調べるのも面白いのではないでしょうか。
ゲーム+αで楽しい毎日を!
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