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アレクサ使った「ながら読書」で読書量が増えるどころか、笑いが止まらん!

Amazon Echo(俗称アレクサ)はKindle本の読み上げ機能を持っています。手軽に好みの本を読み上げさせ「ながら読書」が可能!これで読書量が増えるぞ!と期待する人が多いことでしょう。しかし、恐ろしい罠が…

アレクサが朗読してくれる

Kindle本で「Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏: ‎有効」の表示がある本はアレクサが朗読(読み上げ)してくれます。これが結構便利で、テキスト系(雑誌などの画像になっているのはNG)の本ならほぼOKなので、スキマ時間に読み上げて貰っています。

操作はすごい簡単で、対象のKindle本を購入していれば、『アレクサ、kindleの「吾輩は猫である」を読んで!』って言うだけなんです。本のタイトルがイマイチ伝えにくい場合は、スマートフォンのアレクサアプリから操作も可能です。

盛大に漢字を読み間違える

先日、角田光代さんの『いつも旅のなか』(角川文庫)をアレクサに読ませていました。とある章に移るところで「あつく、つらいしょうりょこう」とアレクサ。あぁ、暑いのはつらいよね。

読んでいくと不思議なことが…

『私は異様につらい物が好きなのだ。この、つらさ、というのは基準がなかなかむずかしい。「すっごいつらい」という評判を聞いて食べに行っても、「これのどこがつらいのかっ」と怒ることが私には多々ある。』

え、角田光代さんってどんだけド・Mなんですか!?
読み上げ続ければ笑いは止まらず、何だこれは!のツッコミまくりです。

答えは簡単「からい」を「つらい」と読んでいるわけ。

から・い【辛い】
①激しく舌を刺激するような味である。
②心身に強い刺激を与える状態、または心身に強く感ずる様である。
『広辞苑 第7版 ©岩波書店 2018』

「からい」には「つらい」の意もあるようですが「つらい」には「からい」の意味は無いようで、人間なら漢字と周り文章との関連で変だ!というのを気づけますが、アレクサは壮大に読み間違えを続けます。

それでもやっぱり便利

読み間違えは多いし、ちょっと「いや~ん」なシーンがあっても空気読まずに淡々と読み続けるとんでもないヤツですが、やっぱり便利です。

スマホ版のアレクサアプリでも読み上げ機能は利用できるので、移動中に読み上げさせて聞き流すことも可能です。が、このときは壮大に読み間違えをしても大目に見てあげましょう。

この機能がKindleリーダー端末本体に実装されたら最高なのにと常に思うのですが、オーディオブックサービスの「 Audible(オーディブル)」との関係もあるので難しいんでしょうね。

あとがき

まだ使っていない人は、騙されたと思って騙されてみてください。
読書の補助機能として無いよりあった方が便利な機能です。

個人的には盛大に読み間違えをしてくれるおかげて記憶に残っているとも思えてきました。アレクサが読んでくれるから覚えられる。

人って不思議なもんですね。

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