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緊急事態宣言って正気?僕らは誰かの犠牲のうえに生きているのかもしれない

※このnoteはメルマガの転載です

どうも、和佐です。

今年は僕にとってチャレンジの多い一年になりそうです。

ENERGEIAが始まったり、その裏では、
「和佐大輔バイリンガルへの道」なんてものも始まろうと
していたり・・・

やることがとにかくいっぱいです。

普段は神頼みや占いにそんなに興味がない僕ですが、
今回ばかりは神様にお願いをせざるを得ないかな、と(笑)

なので早速、新年早々から初詣に行って、開運おみくじを
引いてきました。

その結果は・・・

続きはこちらの動画をどうぞ。

さてさて。

今日は新年早々からちょっと問題提起をしたいと思います。

もしかしたら賛否があるかもしれません。

そう。

コロナの問題です。

なんと、なんと、今更緊急事態宣言が発令されるのだとか。

日本全国ではなく、一都三県の限定的な発令ですが、
一都三県で飲食店をやられている人たちにとってはたまった
ものではないでしょう。

しかも今回は、ただの「時短要請」ではなくて、
要請に応じなかった店舗は「公表」してしまおう、
という方針で話が進んでいるらしいです。

ニュース記事はこちら

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021010500920&g=pol

実際に公表されるかどうかはまだわかりませんが、
もしも公表されるなら、これは事実上の「強制」です。

日本は前回の緊急事態宣言でも、その効果には強制力は無く、
あくまでも「協力要請」という形でしたが、一部の県などでは、
クラスターが発生した店舗を実名で公表していましたね。

当然、公表された店の経営は大打撃を受け、場合によっては潰れてしまうかもしれません。

潰れないまでも、風評被害に、自粛警察からの嫌がらせがあるかもしれない。

じゃあ、ほぼ「強制」だとして、飲食店への補償はどうなって
いるのかというと、1日5万円の支給らしいです。

仮に30日間自粛すれば150万円なので、これだけ見ると
まあ、なんとかなりそうな気もします。

20時までの営業だったらやっていいわけですから、
例えば、夜しかやっていない店はお昼にも営業するとか、
営業開始時間を早めるとか、

色々と工夫はできそうな気がします。

でも、例えば、24時間営業のファミレスチェーンは
どうなるのか?

夜が本番の「バー」などはどうなるのか?

あるいは、そもそも客単価が高いような高級店はどうなるのか?

僕の知っているお店は朝4時から仕込みが始まり、それで、
ようやく18時ごろにお客さんに提供できる料理が完成します。

普通は2回転制で、18時からと20時から。

この営業スタイルでも利益は多くはありません。

これが20時までの営業が強制されるとすれば、
16時と18時の2回転制にしなければいけません。

そもそも16時から晩御飯を食べる人も珍しいでしょうし、
メニューによっては仕込みが間に合わない。

じゃあ1回転制にして、もらえる5万円でなんとかやりくり
しようと思っても、当然、売上5万円では家賃も従業員の
給料も補填は難しいでしょう。

要するに、結構な数の飲食店が、

「時短営業に耐えられない可能性がある」

わけですね。

かと言って、急に「お弁当」とかを始めることもできない
こだわりの強い店も多いはずです。

これが「強制」でないとすれば、常連だけを相手にやれば
特に問題は起こらないでしょう。

でも今回はどうやら強制力が働くらしい。

だとすれば、これはもはや「暴力」ですよね?

確かに、ほとんどの国民にとっては関係がない話かも
しれません。

だって飲食店関係で働いている人の数よりも、その他の人の
数の方が多いわけですから。

だからなんの疑問もなく、感染者数が増えたからと言って、
時短要請や緊急事態宣言を受け入れられてしまうかも
しれません。

「いや、でも、医療は逼迫していて、
 医療従事者が大変な目に遭っているんだよ」

そういう人もいるかもしれませんが、僕らが冷静になって
考えるべきことは、

・コロナに感染して、亡くなる人も
・大変な思いをしている医療従事者も
・大変な思いをしている飲食店関係者も
・大変な思いをしている旅行業関係者も

「全員」が「同じ人間」だということです。

だから本当は権利は平等なわけで、そんなに簡単に誰かを
犠牲にしていいわけじゃない。

まずはこの「全員が同じ権利を持っている」という前提で
話を進めないといけない。

これは、自粛要請を求められている我々全国民も、
同じように権利を持っているわけです。

「みんなで我慢しよう」

とか、もうそーゆー話じゃない。

今起こっていることは、

「誰を犠牲にしようか?」

という議論なんです。

僕らは知らず知らずのうちに、結構恐ろしい議論の中に
生きているわけです。

「あちらを立てれば、こちらが立たず」

当然、正解なんてどこにもないし、ちょうどいいバランスなんて
誰にもわかるはずがありません。

でも、僕らはバランスの上に生きているわけです。

誰かが犠牲になるのもバランスが悪いし、
誰かが得をするのだってバランスが悪いはず。

しかし、今の状況を見渡してみれば、誰がどう見たってこの社会の
バランスは公平ではないでしょう。

誰かが損をする一方で、誰かが得をする。

これは経済の原理原則です。

損失と利益は常に裏表。

でも、そのバランスを政府や行政が主体的に決めていいものなのか?

本当にそれほどコロナは緊急事態なのか?

僕らは今一度ちゃんと議論しなければいけないと思います。

これまでのコロナ対策や経済の状況を見ると、明らかに
犠牲になったのは「弱者」でしたよね?

だって仕事が無くなるのは非正規雇用者からで、
大学生は寮からも追い出されてしまう。

そして女性の貧困が増え、自殺者が増えた。

例えば、キャバクラで働いていたシングルマザーなんて
地獄だったでしょう。

子供を預けることもできなくなって、働くこともできなくなって、
田舎に帰ってもバイ菌扱いされるかもしれない。

そーゆー

「どうしようもない人たち」

が明らかに増えちゃったわけです。

「命か、経済か」

なんてバカな議論で止まっている人たちはもう少し真剣に
考えた方がいい。

そもそも「命」と「経済」って分割できるものですか?

20時以降の外食を制限しただけで感染症って防げるんですか?

「おうちでもマスク」とか、正気じゃないですよね?

ちゃんと議論した上で、我々にもわかるように伝えてくれれば、
その決定にはみんな従うでしょう。

でも、今の状況のように僕らの頭上で勝手に物事が決まって
いるようでは、犠牲になる人だって犠牲になり甲斐もない
はずです。

当然、誰かは割りを食うんです。

それだけは間違いない。

問題はその「誰か」をちゃんと議論せずに、なんとなくで決めて
しまっていることだと思います。

そして決めないから補償も薄く広くなってしまう。

現実的に僕らにできることは少ないでしょう。

贔屓にしているお店にあえて多く通ってみたり、
クラウドファンディングなどで支援したり、
そーゆーことぐらいしか実際にはできないでしょう。

でも少なくとも、

「トップダウンで勝手に決まった決定に、
 ただ盲目的に従うだけ」

というのはやめて、少しだけ想像しましょう。

だって盲目的になるってことは、

「自分とは関係ない人はどーなってもいい」

ってことですから。

もしも身近な人が大した補償もなく犠牲になってたら怒るでしょう?

....

誰だって自分の危機感や価値観を他人に強制することはできないんです。

こんな時だからこそ、自分の人生を、自分の考えで生きましょう。

これもバランスの問題です。

「自分が正しいと思うこと」と
「世間が正しいと思っていること」のバランス。

あまりにも逆らい過ぎれば袋叩きに遭います。

でも、全部盲目的に従うってことは、あなたはもう
「暴力的なマジョリティー」だということです。

答えはどこにもないんですが、考えることをやめないのが
唯一の「誠実さ」でしょう。

この調子できっと2021年もコロナの影響は続きます。

続くなら続くなりに、各々が考えるべきこと、やるべきことが
きっとあるでしょう。

基本的にはそれを粛々とやっていくのみです。

でも今回は、実名公表という、行き過ぎた方針になりそう
だったので、ちょっと問題提起をさせていただきました。

ではでは、新年から暗いニュースでしたが、負けずに頑張って
今年も生きていきましょう。

ありがとうございました。


和佐大輔


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