日々、沢山のお客様がお店にいらっしゃいます。
とても有難い事です。
しかしながら、時折僕達は日々の仕事に追われ、作業の一部として対応をしがちです。
お客様にお越し頂かないと成立しないのが飲食業。予約のある無しに関わらず、お客様が来店されるという事はどういう事か。
これを読む、一緒に働いてくれている皆さん、考えた事はありますか?
僕は、飲食店を構えてお客様に来店して頂くという事は「お客様との約束」だと思っています。
お店側からは「お客様に満足させます」という約束。
お客様側からは「満足させてもらえるよね?」という期待を込めた約束。
事前に予約をしたり、わざわざ足を運んでお店までいらっしゃる方々の中に、嫌々来る人はいないでしょう。
そういう想いを持って来店されるお客様方にご満足頂けるには何が出来るでしょうか?
店内での調理や接客はもう一歩踏み込んで出来る事はないか。
お客様とのコミュニケーション時に、店内すべての商品を自信を持って説明出来る知識・スキルがあるか。
そもそも。今の自分達の仕事に一つも穴が無いと言い切れるか?完遂してるか?
名店と言われるお店は総じてこの辺の徹底度が高いです。(名ばかりの所も稀にありますが)
日頃、薄皮を一枚一枚積み重ねていくように仕事の練度・精度を上げていく。考え続けるからこそ新しい事に気付ける。
お客様が来る事は当たり前ではありません。
冒頭に書いた「有難い」。「有る」事が「難しい」と書きます。
あって当たり前の事など何一つないのです。百万回以上擦られてきた話ですが、それでも僕達は何気ない日々の有難さを忘れてしまいます。
今日来たお客様とは一期一会。常連様相手でも、「今日」の常連様とはやはり一期一会。それは職場の仲間にも言える事。
一つ一つの出会いを楽しんで、愛しんで。
誠実に取り組んでいきましょう。
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