daisukesugimoto

しがない一飲食人。音楽と酒と友と家族と美味い飯。それがあれば人生ビューティフル。

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最近の記事

手抜きと洗練

最近服を買いました。とてもシンプルだが、丈夫で着回しが利く。そしてちょっとだけ遊び心があるデザイン。 昔は友人に「色キ◯ガイ」と言われるほど多彩な色や形を合わせ倒して遊んでいましたが、違う楽しみ方も出来るようになってきました。 一見派手ではなく、でもどこかオシャレ。品がある。そして肩の力が抜けている。 そんなんが理想。そういうのが一番難しいけど憧れます。 料理も同様で、あれこれ調味料入れ倒して遊び倒した調理法も好きですが、シンプルな事に少しオリジナリティを加えたものが一

    • ALL YOU NEED IS LOVE

      少し昔のイタリアンを舞台にした漫画の中に、こういうセリフがあります。「大事なのは、愛さ」 主人公が一流の料理人を目指して上京するも、キッチンは程々にホールに回され、不慣れな環境に悪戦苦闘している時にホールの責任者が言う一言です。 僕も会社に新しく加わる仲間にいつも「自分の一番大事な人が来店されたと思って全ての事に取り組みなさい」と伝えています。 なぜなら、大事な人には満足してもらいたいからあれこれ考えたり気を遣ったり、とにかく心を砕いて対応するからです。 それは一言で言う

      • 五感

        毎日目の前を色々な景色が過ぎていきます。 色々な食べ物を食べ、音楽を聴き、モノに触れます。 僕は時折、映像が音として頭に入ってくる感覚があります。 また、音が映像として頭に入ってくる事もあります。 食事の時でもとてもカラフルな料理であったり、味のグラデーションやテクスチャー、口に入れた時の食感や鼻腔で感じるお酒の香り、様々な要素で同様に音楽のように感じたり、色彩を感じたりします。 以前画家の友人と話している時に、やはり同様の感覚が絵描きにもあるようで、非常に話が盛り上が

        • 属性で人を判断しない

          突然ですが、皆さんは「差別」を受けた事はありますか? 僕は生まれた地域が俗に言う「部落差別」の対象とされていた地域で、直接的ではないものの身の回りでそういった扱いを受けるのを目の当たりにした事があります。 親戚の結婚相手の祖父母から、出自の場所だけで結婚を反対されたり、親の仕事を伏せるように言われたり。 僕の祖父や父親は屠畜の仕事に携わっていました。 屠畜業は、その地域の差別を受けていた人達が昔従事していた仕事だという事で、結婚相手の両親にご挨拶に伺う時に伏せた方が良いと

        手抜きと洗練

          トライ&エラー

          よく言われますね。「トライ&エラーを繰り返せ!」 店舗を構える僕達のトライ&エラーとは何でしょう? 日々何も考えず同じように仕事をする事は当然「トライ」ではないですね。従って「エラー」も起きない。 それは安定しているという面においては大事な事ではありますが、成長がありません。 昨日より一歩でも前に進むために、昨日の、もしくはそれまでの営業を振り返る。 お出迎え・接客・料理・中間サービス・お見送り。(細分化すればもっと分けれますね) 昨日よりももっと良くする所が一つも見当た

          トライ&エラー

          約束

          日々、沢山のお客様がお店にいらっしゃいます。 とても有難い事です。 しかしながら、時折僕達は日々の仕事に追われ、作業の一部として対応をしがちです。 お客様にお越し頂かないと成立しないのが飲食業。予約のある無しに関わらず、お客様が来店されるという事はどういう事か。 これを読む、一緒に働いてくれている皆さん、考えた事はありますか? 僕は、飲食店を構えてお客様に来店して頂くという事は「お客様との約束」だと思っています。 お店側からは「お客様に満足させます」という約束。 お

          深層の川

          今でこそ飲食業にどっぷりですが、僕は7年程前まで、10代からひたすら音楽に打ち込んでいました。(今も完全にやめてはいませんが) 仕事では飲食業にずっと携わりつつ、夜中に作曲とライブを繰り返す日々。 ひたすら打ち込み続けている時に、一つの事に気が付きました。それは、「世の中の様々なモノ・コトをつくるという事には、根底に人の心が繋がる大きな源流のようなものがある」という事でした。 他ジャンルの人と話をしていても、「あ、その感覚分かります」というような事がよくあり、それはクリエ

          スタート

          最初の投稿です。主に会社の方々に見て頂く事になるかな。こちらではある程度砕けた感じで日頃の思いや感じた事、考えている事等々つらつらと書いていきたいと思います。 人となりが見えるかもしれないし、逆に浅さを露呈するかもしれないけど、おおらかな気持ちで読んで頂ければ幸いです。 僕は人生の中で長い事飲食業に携わり、1つだけブレずに持ち続けている考えがあります。 それは、「目の前のお客様を徹底的に満足させる」という事です。 お店の掃除に始まり、セッティング・仕込み・調理・接客・洗