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若い選手から学ぶ②(富中隆史選手)

若い選手から学ぶシリーズ第2弾です。
#シリーズ化の声はひとつも届いていません

今回は現在日本ランキング1位の富中選手です。
私が個人的に考える彼のいちばんの長所は「自分を知っていること」です。
「自分は何が得意で何が不得意か」ということをしっかり自覚している、パデル界ではまだ数少ない選手の内の一人で、一言で言うなら「石橋を叩いて渡(れ)る」タイプのプレーヤーです。

得意なことをさらに磨きつつ、不得意なことを減らしていく作業というのは選手であれば当たり前のことなのですが、「言うは易く行うは難し」で意外と出来ている人は多くありません。

なので富中選手は「今はこんな感じで石橋叩いて渡ってるけど、もっと早くこの石橋渡る方法ないのかな」って考えてるんだと思います。
#聞いたことないけど

練習だったか試合だったか忘れましたが、彼と約1年ぶりくらいにプレーしたとき、個人的に弱点だなと思っていた部分が強化されていたので、後日「◯◯、めっちゃ良くなってるね。ラリーしてて前より圧を感じるよ」と伝えると、「以前はこんな感じで打ってたんですけど、ナサ(日本ランキング2位の畠山成冴選手)にこんな感じで打ったほうがいいって言われて変えたんですよ」と話してくれました。

このエピソードからはいろいろ得られるものがあると思います。

何か突出した特長を持っていないという(バックサイドの)選手は、是非彼のプレーを参考にしてください。
私は彼の「THE・STANDARD」なプレーが好きです。
#本人はどう思ってるか分かりませんが

富中選手の特徴でもある「自分を知る」というのは、強くなる上でとても大切なことです。
自分は何ができて何ができないのか。
ちょっと考えてみてください。
#何がやりたいか
#じゃないよ

日本にパデルを広めるため、日本のパデルを強くするために使わせていただきます。ありがとうございます。感謝の気持ちを表すのは高倉健より苦手です。