1シーズン目最後の一週間

1シーズン目はイベントに挑戦し、海外生活を経験したり、本物のバイクシーンの表面をなぞった程度だったと思います。

実力もそんなになかった1年目では海外の懐の深いバイクシーンとの繋がりを1シーズン過ごしたくらいでは作れるはずもないですね。

結果3シーズン過ごしたものの、まだこれから知ることができた部分もまだまだあったろうと感じます。それがわかっていてもその場を離れるからにはそれなりの理由が自分の中にないと納得はできないわけで、逆に残ると決めるにしても明確な目標もなしにだらだらと居座ることはしたくないと思っていました。当時はまだ漠然とですが、研究者になりたい目標を持っていたのもあるし。

でも前々回書いた通り、1シーズン目の終わりに次にまたここに戻ってくると決めた理由は、「まだやり残したジャンプがあったから」というだけでした。それだけで他のことが見えなくなるには十分でした。

自転車のレベルは当時はこんな感じでした。オリジナルのデータがなくて、見づらくなってすみません。

そんな残り滞在もあと一週間となったタイミングで、バスで町を移動中に日本語で「のまさんですか?」と声をかけられてビックリ。

その時声をかけてくれたのがひろとくん、彼は当時カムループスの高校に留学しに来た高校生でマウンテンバイクをやるために来たとのこと!

その時はわざわざカムループスに来るなんてかわってんなー(おまえもな)、と思いました笑 その後のシーズン中たまに一緒に乗るようになってから徐々に最高に楽しいライドバディーとなっていきました。そんなひろとくんは今もカムループスで元気にやっているようで、持ち前のキャラクターもあって僕ができなかったこともたくさんやっているのでしょう。楽しんでいるのは何よりだし、そんなひろとくんがこれからどうなるのか勝手に楽しみにしています。

さて、そんなこんなで1シーズン目は終了です。

ビデオなどは普段から自分ではあんまり撮らない性格で、こんな時に後悔したりするのですが…2シーズン目以降はわりと撮っていたような?気がするので探してみます。お楽しみに!

さて、日本にいったん帰国してカムループスに戻る計画を立て直すことになるわけですが、翌年迎えるは24歳の年。そう、厄年です。普段は占いとかそういうのは全く興味がないのですが、振り返ってみると納得してしまうほどにわりと荒れた年…笑

でもおかげでその後のモノの考え方が徐々に変わっていくきっかけになる年でもありました。

つづく

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