さようならカムループス

3シーズン目の半ばだったと思うのですが、この先カナダに滞在し続けるか他の場所に行くか考えていたころにたまたまフェイスブックで浦島さんのページを見つけました。

浦島さんは当時、ニュージーランドのクライストチャーチに建設中だったバイク専用パークのクルーとしてその経験を発信されていました。それを読ませてもらっていてとても面白かったので、先に書いたような理由で「浦島さんのやられていることにとても興味があります」というような内容のメッセージを送ったことがきっかけでやり取りをさせてもらうようになり。

「興味があれば前職のワールドトレイル(オーストラリア)での仕事も紹介できるよ」と言っていただいたので、「これはおもしろい展開!」と思って気持ちがオーストラリア、ニュージーランドに向いていきました。

後に通うことになるクイーンズタウンにある「ドリームトラック」という10数メートルから20m級のダートジャンプのことはブラッドからも聞いていたので、「まずは浦島さんとも会って話をしてみたいしドリームトラックもあるし、ニュージーランドに行こう!」

ということでビザのごたごたに見切りをつけて3シーズン目が終わったらニュージーランドに行こうと決めました。

天秤にかけたものは

・バイクランチより大きいジャンプラインがあって、それが継続的にできる環境かどうか、(ファームのようなプライベートスポットでは行きたいときに行けない、有料パークの中では通うのにお金がかかるのと、早朝など隙間時間で行けない可能性あり、居住エリアと職場とジャンプが全て自走可能な距離にあるかどうか)

・トレイルの持続可能な発展についてどういう形であれ学べるかどうか

後から実感したことですが、これらを考えたら世界広しと言えども英語圏ではニュージーランド、特にクイーンズタウンが文句なしでベストだと思います。

さて、いよいよカムループスを離れることになるわけですが。そんなに乗れなかった時から身一つでカムループスに来て、自分のフリーライドもここで始まったと思っているし、学生が終わってからの大人としての物事の考え方と対処の仕方も英語と並行してここでの経験から積み上げたものが基礎になっています、文字通りキャラクタービルディングな時期を過ごしました。そんな場所はいくつになっても訪れるでしょうし、自転車に乗らなくなってもまたTharonや友達とキャンプしたりするのが楽しみであります。

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次はニュージーランドに行くまでの話。


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