復活!

さて、骨もくっついて?ライド再開!といきたいところですが…

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週の5日か6日は朝の6時に起きて7時から出勤して仕込み、2時過ぎまでランチ営業して1時間ちょい休憩して5時からディナー営業、9時に閉店して9時45分の最終バスで帰る。

そんな毎日で乗る時間といえば休みの日以外は仕事が終わって夜の10時に帰ってから11時までやっているバイクランチのナイター時間の1時間のみ…そんな時間だからほとんど一人。復活してから雪が降るまではその程度しか乗れませんでした。でもこのシーズンからバイクランチのナイターが始まったのは救いでしたし、幸運でした。

そんな日々を過ごしているうちに、「仕事をするためにカナダに来たんじゃないだろ」という気持ちがむくむくしてきました。もちろん仕事をさせてもらえるのはありがたかったけど、店の中でスタッフとボスの間に色々とあったこともあり、ちょうどバイクショップの求人が出たのでボスと交渉して「バイクショップの求人にアプライする、それが上手くいかなかったとしても3月いっぱいで仕事を辞める」ということにさせてもらうことにしました。

今の自分からは想像つかないけど、乗りたい欲がたまりにたまって相当ギラギラしていたし、仕事中もギスギスしてボスともぶつかりまくって毎日「この野郎…」とか思いながら仕事をしていました。若かった笑そしてそういうのは2度と御免だと決めました。

そんな状態でも一冬仕事漬けだったおかげで5000ドルくらいたまった状態でやめることになり、バイクショップの仕事はできなかったけど1シーズンチャリだけをするつもりでおりました。

そんなこんなで、想定していたのと比べて1/10も乗れなかった24歳の年でしたが、学んだことも多かったです。自分に限った話では当然ないけど、やりたいことをやるためにはその環境で生活する現実をつかむまでにやらないといけないことやアクシデントを超えていかないといけない現実を嫌というほど知りました。クレジットカードがスキミングにあって有り金がごそっと消えたこともありましたし笑

今思い返してみると相談に乗ってくれた人もいましたが、当時は(ニュージーランドでも同じく)誰にも見られることなく、当然チヤホヤされることもなく「ただ何が何でも乗りたいからやっている」だけでした。海外で乗っている人がみんなそういう道を通るわけではないと思うけど、「周りから求められているわけでもないのに身一つで自分がやりたいと思ってやること」ってたぶんそういうものです。

それでも乗っているときが最高に楽しいので、その時間のためにやってしまう。

ですが、どういう廻りあわせか、本来そういうものなのか分かりませんが3シーズン目はとにかく濃いシーズンでした。

ここまできてようやくカムループスのコアなバイクシーンについて書くことができます笑

ここまでハングリーな状態でなければ「いや…ちょっと遠慮しておきます」なんて言ってしまいそうな出来事がいくつかありました。

最初のビック出来事は仕事も辞めてひたすらバイクランチに通っていた5月の頭ぐらいのこと。カムループスで行われるマウンテンバイクのビックイベントFest Series(フェスト)の準備が始まったころでした。

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