ファーム

バイクランチでのビックラインのライドも慣れてきて、「もっと大きいジャンプがしたいなあ」と思い始めたころに「もっと大きなジャンプラインのある場所ってこの辺だとどこにあるの?」とブラッドに話したところ

「今度ファームに連れて行ってやるよ」と

ファームはカムループスのはずれにあるロン・ペニーというおじさんが所有している山にあるプライベートパークです。ここはローカルでも知ってる人は知っているけどレベル的にも皆が行けるわけではなく、私有地なのでもちろんローカルの仲間に誘われないといけないところで、半ばシークレットなカムループスのフリーライドスポット。

この動画は基本アギ―のインタビューですが、ファームについて少し触れています。カムループスの雰囲気もなんとなく伝わるかと。

ファームは本物のハードコアを感じる場所でした、ここに連れて行ってもらえたのはうれしかったですね。

動画ではまじめな感じで話しているけど、〇〇が家の前にボウボウだったり、〇〇を回しながら屋根のない(切り取られた)車でシャトルしたり、人形を乗せた車をジャンプラインから飛ばしたりとハメの外し方も半端ではなく笑面白かったです。気になる方はインスタグラムの「landmarktrailworks」をチェックしてみてくださいめちゃくちゃ面白いです。(人によってはドン引きもいいところ…)

その時もブラッドのバイクを借りて行っていたのですが、ここの上半分のトレイル、下半分のビックジャンプラインが最高に激しくて楽しい!トレイルは何本かあって下半分のジャンプラインに繋がるようにできていてどれも最高でした。トレイルの動画も上のインスタからチェックできます!

シーズン後半はフィルムプロジェクトのトレイルビルドに行っていたブラッドとの予定がなかなか合わず、詳しく語れるほど行ってないのですが、MTBフリーライド発祥の地ともいわれるカムループスの奥の深さが詰まっていましたねー。いろんな意味でまだ元気があるうちにまた行きたい場所の一つです。

ここに書ききれないことなど山ほどありますが、そんなこんなでカナダ、カムループスでの3シーズンが終わろうとしています。

正規のビザが切れる前に永住権の獲得をしようとしたこともありましたし(お店を辞めたので職場からのスポンサーが必要なタイプのビザをあきらめたこと、英語力の問題、当時シリアから大勢の難民を受け入れたカナダ政府は移民局がフリーズ、等の理由で断念)、ブラッドからモグリで合板の仕事を紹介してもらっていたり、ルームメートの職場での仕事を交渉してもらったりとカムループスに住み続けたいとも思っていました。

でもそれと同時にカムループスとは違う世界を知りたいとも思っていましたし、外からくるライダーの話やヨーロッパのライダーの持っている北米とは違う空気感と世界観が気になっていました。「川崎からカムループスに来て、故郷以外はカムループスしか知らない状態でここが最高!とは言い切れないかな、他の場所を知ったうえでなおカムループスが最高なら納得できるはず」という気持ちから一度カムループスを離れることにしました。

次はカムループスを離れるに至った流れと、まとめ。

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