本当にやさしい人たちへ20
なんだか社会が「どちらが正しいか?」という変な雰囲気になってきました。
自分の正しさが行き過ぎて、反対意見の人をバカにしたり攻撃したり、相手を尊重しない行動を取る人たちがいるのが残念です。
誰でも自分が正しいものですが、自分の正しさにしがみつくとその途端に差別が始まります。それが対立に発展して、喧嘩や戦争になるのです。
今の日本はもうその一歩手前まで来ていて(手前というかもう手遅れかも知れませんが)、正直僕は今の日本が好きではありません。特に外国人や外国にルーツがある人への差別や、年長者の嘘や誤魔化しがあまりに多くて、全然この国が美しいとは思えないし、がっかりすることばかりです。
きっと日本生まれだったり、日本にルーツはあるけど外国での生活が長い人にとっては、今の日本がいかに異常かよく分かると思います。またそういった外からの人への受け皿がいかに日本社会に無いか気付くと思います。
こんな対立や差別だらけの社会が素晴らしいと言えるのでしょうか?
僕がどちらも正しいと言っているグループが2つあるとしたら、どちらにも所属したく無いです。そうすればまた「あいつは中途半端だ」とか批判されるのは分かってますが、そもそも戦わないという選択をしたいです。
自分が何かと戦うとしたら、罪の無い人をいじめたり迫害する権力や力とだけ戦います。
僕はこれまでの人生で、結局何か「正しさ」や「正義」を強く主張する団体や人々が、社会の調和を壊すことを多く見てきました。相手を批判しなければ何も起こらなかったのに、「あいつはおかしい」とわざわざ言うから分断が起こり、対立が始まってしまうのです。
またはそういう組織に所属する人たちって、ほとんどがそのリーダーを宗教のように支持するだけで、自分の意見を持たない人たちばかりです。「○○さんはすごい」「○○先生はこう言われてる」と言うばかりで、自分のやるべきことをやらない、自分の意見を持たない人たちも大量に見てきました。
特に日本人はブランド品を持つように、誰かを支持することで自分を保とうとする人が多いです。つまり確固とした自分が無いのです。
もし自分が社会でズレていると感じていたり、居場所がないと感じていても、それはあなたには強い個性があるからで、それは少しもおかしい事ではありません。
僕も子どもの頃からほとんどのグループに馴染むことが出来ない人間で、今でもそうです。だからこそ、そんな自分の感性を大事に生きていこう思ってます。
どうか今感じている「こんな社会はおかしい」と感じる心を大事に生きてください。少なくとも僕はあなたの味方です。