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韓国版ベーシックインカムがすごい話【Gyeonggi Pay】

こんにちは、大輔です。
今回は韓国の京畿道という地域で配布されている「Gyeonggi Pay(以下、京畿道ペイ)」について解説したいと思います。

2ちゃんねるとニコニコ動画を作ったひろゆきさんを筆頭に、ベーシックインカム導入の議論は活発になっています。

そんな中、日本の隣の国の韓国でベーシックインカムに似た制度が導入されました。これは注目するに値する出来事です。

日本語の文献が少なく、調べるのが大変でしたが頑張ってまとめました。是非、最後まで読んでください。

ベーシックインカムとは何か

本題に入る前に、ベーシックインカムとは何かを説明したいと思います。

ベーシックインカムとは、政府が全国民に一定のお金を配布し、最低限の生活を保障する制度です。

収入、年齢に関わらず国民全員に配布をする制度の為、賛成と反対で大きく分かれる問題となっています。

ちなみに2020年時点で導入している国はどこもありません。

しかし、ベーシックインカムがもしも導入されたら、生活がとても楽になります。

例えば、毎月およそ18万円をアルバイトで稼いでいる人がいるとします。そして18万円で生活がやっと出来ている状況です。 

しかしベーシックインカムが導入され、10万円が毎月支給されると、その人は月8万円のアルバイトをするだけでこれまでと同じ生活が出来ます。

つまり、今までアルバイトをしていた時間を別のことに使うことが可能になり、余暇に充てられます。

韓国版ベーシックインカム「gyeonggi pay(京畿道ペイ)」とは

お待たせしました。ここから韓国版ベーシックインカムを解説します。京畿道ペイとは、韓国の京畿道という地域で実施されているベーシックインカムのことです。

京畿道とは、韓国北西にある地域で、ソウルを囲うように位置しています。ちなみに「〇〇道」とは日本の「〇〇県」と同じ意味です。

下の画像はWikipediaからの引用です。

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この制度は2020年3月から行われている制度で、京畿道に住んでいる人全員に月100,000ウォン(10,000円)を配布しています。

現金ではなく、クレジットカードのようなプラスチック製のカードに入金されるそうです。

ちなみに韓国のソウルの最低賃金は「8,720ウォン(870円)」だそうです。

コロナ禍での経済支援策が目的

元々は、コロナウイルスの影響で冷え切った経済を回復させるため、国内消費を刺激する目的として始まりました。

京畿道の知事、李在明(イ・ジェミョン)がベーシックインカム導入を推進しており、この支援策を元に本格的なベーシックインカム制度の導入を目指しているそうです。

ちなみに李在明氏は、遅くとも2029年までに、毎月500,000ウォン(5万円)の支給を行うことを目指しています。

まとめ:今のところ上手くいっている韓国版ベーシックインカムはこれからも要チェック!

ここまで韓国の京畿道で行われているベーシックインカムを解説してきました。

私は京畿道政府が現金ではなく、プリペイドカードでお金を配布した点が評価出来ると思います。

日本政府も全国民に10万円を配布しましたが、現金給付をしたことで貯金することも可能な為、消費を活発化させるという目的を達成出来なかったのではないかと考えています。

10万円給付金の使用用途を調査した結果によると、5割が「日常生活に必要な物を買う」に回答したものの「貯金をする」と回答した人も一定数いたことが分かっています。

財政政策はとても難しいです。なぜなら予想したような使われ方が確実にされるとは限らないからです。マクロ・ミクロ経済を独学していますが、本当に難しい問題です。
韓国だけではなく日本も、これからどうなるのか見守って行きたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。もしよろしければ画面下のスキを押してください。

参照文献

ベーシックインカムとは:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO64219670U0A920C2FF2000/

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/京畿道

http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/pdf/ldi/2020/wt2006d.pdf 第一生命研究所「10万円給付金、その使途と効果」

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