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続・テンションとコードネームについて

[朝練06]前回の続きでテンションとコードネームについて解説した内容の文字起こしです。タイムコードがありますので、目安にして頂いて、聞き逃したところや、振り返りに使っていただければ幸いです。

00:00:00

zoom朝練音楽理論やっていきたいと思います。
前回テンションとコードネームについてっていう話をしました。
どういった内容だったかと言うと、
コードがありまして、これがどういう風な表記で何を意味してるのかというような話をしておりました。


00:00:43

こんな感じでね、
いろんなタイプのコードがあります。
前回あまりあの上手に解説できなかった、
と言うかちょっと機材トラブルもあったんで、
改めまして丁寧に振り返りながらやっていきたいと思います。

ではどこから行こうかな、
わりと最初から行った方がいいんですよね。

00:01:21

コードというのはこの黄色い部分ですね。

こちらまず1、3、5、一個飛ばしに
三和音でトライアドっていうコードになりまして、それに更に一個飛ばして7番目が入ることでセブンスコードになりますので、
この辺はセブンスコードですよね。

そしてテンションってのはじゃあ何なのかと言うと1、3、5、7って出てきてますから、
残りの2と4と6という部分がテンションっていう扱いになります。

00:01:59

でテンションっていうのはまあ、
スパイスみたいな感じなんですよっていう話を前回したかと思うんですけども。

前回はパスタで言ったんで、
この1、3、5、7がラーメンだと思って頂いて、メジャーだったら醤油ラーメンでマイナーなだったら塩ラーメンみたいな感じでね、
3番目が調味料みたいな感じなんですよ。

ベースになってるやつ。
いや、それはいいです、ややこしくなるから。

9と11と13というのは胡椒をやったりとか、
ちょっと塩を足してみたりとかニンニク入れてみようかなみたいな感じで、
あくまでスパイスですね。

00:02:47

大事なのは1357という部分ですね。

テンションっていう部分で登場する246っていうのはオクターブ上で表記します。
それはあくまでスパイスっていう役割だからだよ
っていうことで、
9、11、13っていう風に表記します

00:03:12

そもそもですね、
この表記の仕方がどういう意味なのかと言うと、ここの部分が三和音のことを意味していて、
ここは7thのことを指示しております。

なのでド、ミ♭、ソでCマイナーで、
7っていうのはメジャー7でお願いします。

この距離がM7になっててくださいよ、
という意味でございます。

00:03:55

例えばC7って書いてあったら、
まずCなんでドミソが入ってて下さい。
M3とP5をお願いします。
そして7っていう部分ですよね、
これは7一個で既に♭7っていう意味があります。

なのでメジャー7じゃなくて、フラットの7を入れてください、という意味です。

よくCm7てありますけど、
皆さんCとm7っていう風に見ちゃう人がいるんですが、
Cmで7の音を入れてください、
という指示になっております。

00:04:58

なのでド、ミ♭、ソでCmを作り、
7一個ですから♭7を入れましょう
という意味です。

なのでCmM7なんていうのは、いちいちM7って言わなきゃいけないですよね。

CM7ってありますけども、
CっていうトライアドにM7を入れてください、
という指示になっております。

こんな感じですね。

00:05:44

では次、
2とか4とか6っていう風に登場することはありますか?って言うと、あります。

C2なんていうコードもあります。

何でC9じゃないのっていうとこなんですけども、

C2っていうのは、

00:06:13

このミの音を犠牲にして2ndを入れましょうということで、自ずとこの3rdの音を入れないっていうような意味がこもってるんですよね。

これ人によって捉え方が違うと言うか、
表記の仕方が変わってくるんですが、
一般的にはこういう意味があります。

Csus4なんていうと、

00:06:44

これも4で書かれてますし、
susっていうのはサスペンデッドっていう吊り上げるっていう意味があるんですが、
3rdの音を吊り上げて4にしましょう
ということで、3rdが入ってないんですね。

そういう場合は2とか4っていう風に表記します。

00:07:03

ではCadd9
こちらはどうなっているのかって言うと、
addっていうのは加えるって意味がありますんで
addって書かれてる時は、
ドミソに9thを入れましょう、
レの音を入れましょうということで
3rdが入った上でテンションとして加えてくださいという意味です。
で別にこれオクターブ上で表記してますが、
ボイシングによっては全然ここに入れても大丈夫です。

00:07:32

これはあくまで表記の仕方でどういう音を入れてほしいかっていう指示なので、
実際にオクターヴ上に入ってなきゃダメっていうことではありません。

では前回、
この、なんかごちゃごちゃしてきて
申し訳ないんですけど、メジャー7行きましょう。
B♭M7の#11ってできましたね。
まさにこのの部分がテンションになっております。

これもう見方は一緒です。
B♭っていうtriadにM7の音を入れて、
さらにテンションは#11入れてください。
という指示が出てますんでB♭をまずtriad入れますね。
そしてM7の音が入ります。
#11の音っていうのは4番目の音を#してるんで、シから見て4番目ですから、シドレミ、ミの音ですね。

P4thの距離がフラットのミなんで、
ナチュラルのミが入ってればいいです。
こちらが#11の音です。

00:08:58

では分数も解説していきますね。
前回この辺はちゃんと進められたんで先にこっちを見てみましょう。

G/B こちらはですね、

そもそも分数コードは上がコードです。
下がベースです。
和音に対してこっちは単音です。

よくねピアノの人なんかがえーと、
コードの上にコードを左手でやって、右に行ってもコード行ってみたいなので、
下もコードを意味してるよ、
なんて言う人もいるんですがまあそういう人もいるって言うだけで、一般的には下はベースの音ですね。

Gっていうコードはソシレですよね。
でこのBの音を一番下に持ってきてくださいね、
という指示ですね。
GっていうコードのBを下に持って来ましょうってことです。
主にベースの人が弾くんでバンドの中では。
ギターとかウクレレとかそんなに細かくこれは気にしなくてもいいです。

基本的に上を読んでいれば大丈夫。
上を弾いていれば大丈夫です。

00:10:31

これは結局はシレソにしてくださいっていうことなんで、
これなんでしたっけ?
1stインバージョンですね。

G/Dと言って5thをベースにしてください、
って指示もあります。
C/Gとかね、上の和音の中の構成音が下に来ているよ、
って言う展開形を指示しているってタイプの分数コードですね。

00:11:09

それではこちら見てきましょう。
C/Dですね。
はい、これも上が和音で下がベースなんですが、
Cっていうコードの中にはですね、
レの音入ってないですよね。ドミソなんで。

これはですね、
ちょっとタイプが違いまして、
和音の中に含まれてないタイプなんですけど、
ちょっと分かりやすく上に書いて、

00:12:08

CのコードをDの上に乗せてくださいという意味です。
この場合はですね、
下から見る必要があります。
言い変えればDなんとかって言うことができます。

こういうのは構成音を見てみると。
Dから見てCっていうのは♭7の音で、
ミの音っていうのは何かというと、
レミだから9thですね。
ソっていうのは、レミファソっていうことで11です。
なのでD7のsus4と言うことができます。
それに9th入れてますよみたいな感じに表記することができます。

なのでD7sus4って書いてあったらC/Dを自分は弾きます。
これ人によってどっちで書いてもいいんですが、
同じものとして捉えることもできるんですけど、
C/DはあくまでCというトライアドがDの上に乗ってるものだっていう一応指定はしてますね。

00:13:22

置き換えることができる場合もありますよっていう感じかな。
同じ仲間ですっていう感じですね。
傾向としてはピアノの人の方がD7sus4って書くし、ギターの人はC/Dってなってるほうがいいな
っていう感じがしてます。

こちら分数コードですが上の和音の構成音に入ってない場合ですね。

はい続きまして、

00:13:56

前回触れてなかったもの、Cオーギュメントというコードもあります。

オーギュメントって何でしょうね。

オーギュメントっていうのはですね、
ドミソソがシャープしてますという意味があります。
オーギュメントは「#5」のことを意味してます。

なのでCで#5
って書くこともあります。
C+って書くこともあります。

00:14:39

これは譜面の書く人によっても違うし、出版されてる譜面のその時代にもよるんですけど、
古いアメリカの譜面なんかを見るとですね、
この辺かなり書き方が違ってですね、

今はCM7って大文字にしたり、
C△7ってやったり、CMaj7と書いたりするんですけど、
なんか昔のやつはCm7みたいな書き方しててメジャー7って言ってたりするんすよね。

じゃあマイナーはどうするのって言うと、
-(マイナス)って書いてたりする。

そういうなんかわけわかんないパッと見ちょっとどっちなのって言うのがあるんですが、
このオーギュメントもですね、
わざわざaugって書く場合と、
#5と+っていう、これ時々違います。

00:15:32

ちょっと例題でC7+って、
書いてあったらどうしましょう。
C必要です。
7って書いてありますから♭7が必要ですね。
プラスって書いてあるので5番目はシャープしましょう。
これをC7(#5)とも書いたりしますね。同じものです。

オーグメントは#5のこと言ってます。
距離感がですね、M3でM3です。
さらにオクターヴ上に行くのもM3です。
等間隔で正三角形みたいになってますね。

00:16:23

居心地悪い感じしますけどね。

よく出てきます。

続きまして、
前回この辺も解説できなかったんですけど、

ディミニッシュ7というのもあります。


00:16:58

こちらどういった作りになっているかというと、
Cディミニッシュっていうのはですね、
これも一応こういう風に分かれてるんですが、マイナーである必要があるんですけど、さらに♭5である必要もあります。


m3♭5ですね。
ここが注意なんですけどdim7の7っていうのは、
「♭7」のこと言ってるんじゃなくて、
「♭♭7」というちょっと紛らわしいなんですね。

ダブルフラットの7っていうのは、
00:17:50

まずCっていう音が♭7なんで、
これをさらにフラットさせますから結局はBの音のこと言ってます。
でもこれを6とは言わないんですね。
dim6とは言わないんですよ。

でも実際には6の音なんですけどね。
ここが紛らわしいです。
でこのインターバルがそれぞれm3になってます。


augっていうのは正三角形になってます。
M3の距離で全部できてます。
そしてディミニッシュっていうのは、
正方形になってます。
全部m3の距離でできてます。
R、m3、♭5で、♭♭7です。
まあ6なんですけどね。

00:19:02

ディミニッシュコードは、
表記の仕方が「dim」ってこう書かれてる場合、
これはトライアドで書かれてるので、
レ、ファ、ラ♭の3和音のことを言ってるんですけど、
ここが結構難しいところで、
ここの部分どうしようかなっていうときあるんですよね。

特にギターとかウクレレの場合はですね


00:19:32

3和音だけ弾くっていうのは結構難しくて、弾けないことはないです。
ディミニッシュすればいいから、
マイナーからdimすればいいんですけど、
6本あるんで。もしくは4本あるから、
1本余ってたりするんですよね。
そうしたらもう一個音足そうかなって、足さないとむしろミュートしなきゃいけないから、
弾きづらいなっていう現象が起きるんですけど、
じゃあその場合、


ドを入れたらいいのかそれともBを入れたらいいのか

00:20:10

ここが悩ましいところで「♭7」なのか「 ♭♭7」なのかっていうね。
これはその前後のコードの関係で判断しなければいけないんで、
それはまたちょっとおいおい話そうと思うんですけど。


00:20:28

あとは表記がD○7
これがディミニッシュの省略した書き方ですね。
D○って書いてあったらこのディミニッシュのこと言ってます。
トライアドの事言ってます。


そしてD○斜め線で7ってこれはm7(♭5)のこと言ってますので、
こちらは♭7の事を言ってます。
これはもうDm7(♭5)です。
なのでDdimって書かれた時に、
まあ全然3和音だけ弾こうと思えば弾けるけど、
ミュートしたりそういうのやんなきゃいけないんでって言うので、
どちらかと言うとdim7を弾くかm7(♭5)弾くかっていう風にした方が都合が良かったりするんですよね。
この弦楽器の場合はね。


00:21:31

おさらいで結構時間取られちゃいましたね。

実際にいくつかコード押さえ方作ってみよう


と思うんですけど、
じゃあE♭6/G

これやってみようと思います。
E♭の6で/Gですから、
どうやって押さえようってなりますよね。
これがギターの場合は難しいというか、

弦は6本ある、でも指は5本しかないし、
実際は4本ぐらいでコード押さえてますんで、
これ単純に上が4個音入ってるし、

で下はまあこれGだから構成音だからいいんだけど、
これがまた違うコードだったりしたらね、もう5個音出てきたりしますからね、どうしようってなっちゃうんですけど。


これも一個一個見ていくと、
E♭っていうコードを弾いてくださいっていうことなんで、
結局E♭弾いてれば大丈夫なんですよね。


00:22:41

でE♭とGっていうのは、これは3rdがベースになってます。
ウクレレの方もいらっしゃるんで、下4本で作ってみようと思うんですが、
3rdベースでE♭、
つまり2ndインバージョン(正:1stインバージョン)である必要がありますね。

00:23:05

じゃあこうして、
いつもこんな感じですね。
どこで作ろうかなみたいな。
じゃあこれギターだと3フレットですがウクレレちょっと違いますね。
 +5してくださいね、ウクレレは。

はいここがルート。
そして3rdそして5th

00:24:07

ここでEフラットの3rdベースE♭/Gですね。
そしてここに6を入れます。
じゃあギターでもっと違う場所で作ろうって言ったら、

00:24:34

同じく3フレットですね。
これでE♭ですね で6です
ちなみにこれのことDrop2 voicingって言って、
これのことをDrop3 Voicingって言ったりします。


00:25:05

ちょっと時間なくなってきましたね
じゃあ他のやつちょっと見てみましょう。
じゃあGm7/Fどうしよう。

もうちょい、、、じゃあB♭M7/D


 BM7のon Dです。
はいこちらもですね、
まずはB♭のトライアドなのでとりあえず B♭弾いとけば大丈夫です。
 DっていうのはB♭の3rdですよね、
これも3rdベースでB♭にM7の音とを入れてくださいという指示になっております。


00:26:07

じゃあこれもまずはウクレレも弾けるようなところで作りましょうね。
えーと3rdベースだから、

00:26:20

ウクレレで弾けるようにって言っても結局すごい弾きづらい場所になっちゃうな。これは弾きづらいな。
Drop2で行きます
これ+5しなきゃいけないから、
ちょっと弾きづらいですね、結局ね。

マイナス12して+5してください。
まずルートですね。
そして3rdですね。
5thはどこにあるかってとここですね。

00:27:03

これでB♭が出てきました。3rdベースですよね。

で、M7の音をここに入れます。
はいこれB♭M7/Dですね。
じゃあギターのDrop3の方でも作ってみますね。

そうすると3rdでルートで5thです。
ここでまずB♭とトライアドですね、でM7を入れます。


00:27:53

じゃあこれが仮にB♭7/Dだったら、
こうすればいいですね。

00:28:01

はいじゃあB♭6/Dだったらどうするのって言うと、
さらにもう一個こっちにすればいいですよね。
大丈夫ですかね。
難しいですよね すごい難しいと思いますコレ。

00:28:21

じゃあB♭add9/Dだったらどうしよう。

00:28:37

省略もして大丈夫なんですね。
別にadd9入れなくてもいいんで、
B♭のon Dしておけばいいから結局はここにこうなってれば大丈夫。
add9入れようって言ったら、ルートもこっちに持ってきて9thここに入れちゃえば、

00:29:09

B♭add9/Dできましたね。
一応これ指示通りに出せますね。


00:29:29

たまに音を省略しなきゃいけない時があるんですけど

どうしても入んなくて、
そうだなぁ、
 C7(#5 #9)なんて言われたら、
必要な音ってのは、

R、M3、5th、7 で#9ですから、
でこれ#5しなきゃいけないでしょ。
5個ですよね。結構きついですよね。


00:30:12

そしたらですね。
一番大事なのは、
とりあえずルートは置きましょう。
3rdと7thが大事なんで、3rdと7thさえ入ってれば、
とりあえずC7になりますんで。

00:30:31

#5ここに入れます。
はいC7#5までは行けました。
じゃあこれに#9入れたいと言ったら、
#9ここにあるんですけど、
これはもう押さえられないですね。

親指使っていけないこともないけど、
かなりきつい。じゃあもうこれはね、
ルート弾かないです。ルートは省略します。
もしくは#9を省略して#5までの部分を弾いたりもします。

00:31:15

結局テンションの部分なんで省略しても大丈夫です。
絶対弾かなきゃダメってことはないですね。

00:31:26

C7の♭9の13thなんて言われたら

これもきついですよね。
必要なのはR M3 P5に7が入ってて、
♭9が入ってて13thですから、もう6本全部使ってくださいみたいになっちゃいますよね。


指5本しかないんでそれはもう無理なんですけど。
これもルートが入ってて3rdと7thさえ入ってればとりあえずC7になります。
で5thの音も省略して大丈夫です。
ルートと5thってうのはそんなに重要ではありません。

00:32:04

3rdと7thが一番重要です。
で13thの音ここに入れて♭9の音ここに入れます。
指がもう一本あれば5thここに入ります。
これはもう無理なんで5thは弾かない。で何ならルートも弾かない。こんな感じですね。
親指持って来れば弾けるけど省略します。

ルートと5thも省略します。3rdと7thが大事ですね。
これも必ずこうしなきゃいけないということではないので、


00:32:46

例えば自分だったらここの部分っていうのはトライアドになってますから、これAトライアドなんですけど、
Aトライアドを弾いとくっていうこともやりますね。
これの時にそもそもCの音弾かないで、
7thも弾かないでここの部分はAトライアドだって言って、
Cやってる人の上でAトライアド展開したりしますね。


あー残り1分未満。
今日も早口ですいません。
ただある程度前回と今回の内容でこのテンションとかコード表記コードネームの指示のされ方と言うかね、意味合いとか。

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