【映画】【感想】PERFECT DAYS

2023年の年の瀬。21時半。渋谷のTOHOシネマズにて鑑賞。5割ぐらいのお客さん。

変わらない日常の中にあるちょっと違う出来事を丁寧に表現

起きてから寝るまでの生活が繰り返し何度も描かれるのですが、最後まで飽きずに観ることができました。余計な人物や演出、メッセージがなかったからかなと。トイレ掃除の映像なのにあそこまで観られたのは、本気のトイレ掃除だったからかな。

役所広司さんの演技に感情移入しまくり

私はテレビドラマ含め有名な方が出演される作品を避ける天邪鬼タイプなのですが、今回その意識を全力で改めたくなるような素晴らしい演技で、40過ぎのおっさんの私としては共感しまくりで。
これまでも観ておけばよかった！と後悔しました。内容にもよるとは思いますが、これからは食わず嫌いしないようにします。

人との出会いを大切に、日々を大切に

そんな役所さん演じる主役の平山は、ベース楽観的でまわりの人たちや社会を大事にしていて、そこが好きなんだな、と。かつ、これまでの自分に葛藤や後悔、失望も感じつつも、その中で自分の立ち位置を常に探して、楽しもうとしている雰囲気が好きです。とても憧れる思考だなと。

清貧、このぐらいでいいじゃないか感

清貧がとても清々しく、もはやなにかに憧れるのではなく、受け入れることに喜びを感じ、そして社会の一員として充実している心境がそこにありました。

挿入曲がステキ

カセットテープから流れるオールディーズソングが全部ステキでした。
ヴェルヴェットアンダーグラウンドとか久しぶりに聴いたけどよかったです。早速Spotifyでプレイリスト作りました。ニコちゃんSpotifyにも曲あったよ。笑

観るべき映画度：4.5/5

数年に一度、観たい映画です。今後自分がどんな人生になろうとも、受け入れ、そして進み続ける姿勢、参考にしたいです。