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韓国旅行の必需品T-Moneyカードは実は釜山で使えないところがある。

韓国の交通系ICカードといえばT-Moneyカード。これで韓国中OKだと思っていたら実はそうではなかった。
しかも大都市の釜山で。
釜山のコンビニや地下鉄、軽電鉄はT-Moneyカードが使えるので問題ないが、実は使えない交通機関がある。

2023年3月に釜山に旅行した時、タクシーでT-Moneyカードで決済しようとしたときに運転手さんに教えてもらったのだが、釜山市でタクシーの決済にT-Moneyカードは使えない車両があるということだった。
でもタクシーではクレジットカードが使えるのでその辺は安心。

だが、思い返すと確かに釜山駅前から海雲台行きのバス(1003番)に乗ったときも「使用できないカードです」とカードリーダーに蹴られた。幸い細かい現金があったので現金で支払った。

どうしてかな?と思い調べてみたら、特に釜山市はロッテ系ICカード「CashBee」が一般的で、一部路線バスと一部タクシーの決済にT-Moneyカードは対応しておらず、CashBeeのみ対応している状況があるそうだ。CashBeeは以前釜山市の交通系ICカードだったハナロカードを吸収して現在の状況になっている。

釜山のコンビニで交通系ICを買おうとするとCashBeeカードが出てくるのはそのコンビニがロッテ傘下という理由だけではないだろうとも思う。

韓国政府は交通系ICの全国互換政策というのを進めてるらしいが、結局読み取り機械の導入部分で各運行会社の判断で対応していたりしなかったりまちまちらしい。路線バスも実は運行会社がいくつもあって対応している路線もあればそうでない路線もあるらしい。

これがCashBeeカード

確かにT-Moneyカードの利用先案内を確認すると釜山の地下鉄や軽電鉄は記載があるがタクシーとバスには釜山の記載がない。100%互換が進んでいないので記載できないのかもしれない。(2023年8月時点)
(追記:2024年1月時点でバスの項目に釜山が表記されています。)

出展:T-Moneyカード利用先案内

逆にソウルでもCashBeeが使えないところもあるらしく、完全に相互乗り入れにはなってない。

なので現在のところは地下鉄以外にタクシーやバスを利用する方は
ソウルではT-Moneyカード
釜山ではCashBeeカード
と使い分けたほうがより安心感があると思う。

もし釜山でバスに乗って(大体乗った瞬間動き出すことがほとんど。)カードリーダーでT-Moneyカードが使えなかったとき、細かい現金(1000ウォン札が2枚とか3枚)が無ければ現金でも決済できないことがある。バス車内での現金投入箱にあるおつり手動マシンは硬貨でしか対応していないので、1600ウォンの運賃だった場合、1万ウォンで決済すると100ウォン硬貨が84枚必要になるので断られてカオスになるのでご注意を。

実際韓国のほかの地方の方がバスでT-Moneyカードが使えず、さらに5万ウォン札しか持っていない状況で運転手さんとモメにモメている現場を目撃したので、韓国内でも知らない人がいるくらい周知できていない状況と推察します。

ご安全によい旅を。

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