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Mackayさんに学ぶ

子供たちにバスケを教えていて難しいのが声がけです。

最近の自分を振り返ると、自分が意図したプレーになるように先回りして指示や注意を与えている気がしていました。

これでは、自ら判断してプレーできる選手を育てることはできません。

そこで、優秀なコーチは練習中どのように声がけしているのかYouTubeで学んでみることにしました。

先生に選んだのはMike Mackayさんです。

正式な役職なのか不明ですが、
Performance Manager of the women’s high performance program for Basketball Canada
と紹介されていました。

オフェンスのスペーシングをコートを6分割して説明することがありますが、この方が提唱した考えのようです。

ちなみに、Twitterにしばしば直筆の可愛らしいイラストが入ったメモをアップしてくれています。

今回は、この動画で勉強することにしました。

問いかける

優秀なコーチは、やはり問いかけるのだなと思いました。
この動画はシリーズになっていて、座学からスタートするのですが、問いかけの連続です。

選手から想定外の答えが返ってきたらどうするのだろう?とヒヤヒヤしながら見ていましたが、経験と知識に裏付けされた自信があるのでしょう、いたってスムーズに問答が続きます。

サッカー指導者の池上正さんは、「答えを持たずに問いかける」ことの大切さを著書に記していました。
コーチが望む答えを選手に言わせるための誘導尋問のような問いかけには意味がないということでしょう。

Mackayさんの場合、選手がどれくらい理解しているのかを確認するために問いかけを使っているようでした。

怒らない

悪いプレーがあったら一度止めて「ここでボールを受けるのは最も悪いことだ。なぜなら〜」のように理由を説明してから、再び同じ状況に戻してプレーをさせていました。

これに関しては、私もできているのかなと思います。

一貫性がある

「オープンの選手を見つける」「優位な状況を利用する・作り出す」というテーマに沿った声がけが常に行われていました。

テーマに沿ったプレーが見られた時は、シュートの成否に関わらず選手を褒めていました。

逆にテーマから外れたプレーが見られた時は、もれなくストップがかかりやり直しです。

ドリブルアットの状況でバックドアカットをせずに何人もの選手が注意を受けていました。

私も毎回テーマを決めて練習にのぞんでいますが、他に気になることが見つかりテーマから外れてしまうことがあります。
これは大いに反省すべき点だと思いました。

ゲーム中は積極的に声がけする

5対5のスクリメージ中は、想像していたよりも声がけしている印象を受けました。

「〇〇にパス!」のような指示ではなく「オープンの選手を探そう!」のように選手に気づきを与える声がけをしていました。

Mackayさんのコーチングを見て、もっとゲーム中の声がけを増やしてみようと思いました。

おわりに

子供のゲームに大人が関わりすぎるのは良くないという思いは変わりませんが、一方でバスケが上手くなってほしい気持ちもあります。

何をいつどのように伝えるのか?

いろいろと試しながら学んでいきたいと思います。

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