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一肌脱いだ衣装の話し(おしり)

宇土の雨乞い大太鼓とは

熊本県宇土市には平成29年に国指定重要有形民俗文化財に指定された
「宇土の雨乞い大太鼓」がある。
※太鼓が重要有形文化財指定を受けたのは日本で唯一
江戸〜明治にかけて有明海周辺の地域一円で盛んに作られたこの大太鼓
樹齢500年を超えるケヤキの大木をくり抜いて作られている。
いまそんな木は天然記念物扱いである。
作り方も現代とは異なり、原木の中で火をたき、炭化した部分を削るという工法で大木内部をくり抜いているのである。※しかも胴部が現代の太鼓に比べ、1.5倍くらい長い
今同じ物を作ると、1基あたり2000万円〜5000万円くらいする。
かつては宇土にはそんな大太鼓が100基以上あったのだが、戦中戦後多くの太鼓達が消失し、今は26基現存している。

太鼓群

なんでお尻なん?

わたしはかれこれ17年くらいこの大太鼓を叩いてきた。
大太鼓に向かい合うとき、「我」から抜けた自分と対話するような気持ちになる。
もともと雨乞いの儀式に使われた神具なので、たたくときは神と繋がる瞬間でもあると思っている。

そんな瞬間にふさわしい衣装ってなんだろう・・・?
素の自分
生まれたままの姿
。。。。。
。。。

そう、フンドシ

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そんな経緯で、わたしよくお尻出してます。


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