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AZKi生放送 15生誕ライブSP!レポート~『AZKi 5th LIVE R.I.P AZHOOD』で #開拓者全滅 というタグを作っていながらその前の生誕祭ライブで開拓者を全滅させている件について~

2020年7月4日にAZKi生放送にて18歳(永遠)になったAZKiの生誕ライブが行われた。AZKi生放送 の14回目が行われたのが3カ月以上前であり、その間AZKiの自宅から配信などはしていたが、スタジオからのライブ配信再開を待ち望んでいた開拓者も多かったはずである。

約3カ月の沈黙を破り、AZKi生放送は帰ってきた。しかもライブステージをパワーアップし、新曲と重大発表を引っ提げて。その圧巻のライブパフォーマンスはぜひアーカイブを見て自分の目で確かめて欲しい。今回はこの生誕ライブの感想を思うままに書き綴っていく。

まず開幕はいつものライブと同じ暗闇に立つAZKiと腹に響く重低音から始まる。この演出だけで実家のような安心感とライブが始まる高揚感を覚えた。しかもステージにはイノナカミュージックと秋葉原エンタスとUSAGI Productionのロゴが表示されており、AZKiのこれまでのライブを思い出させた。

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最初は「Intersection」「Eternity Bright」「Take me to Heaven」と比較的新しくリリースされた曲を歌ったのだが、3カ月のブランクを感じさせない歌唱力を見せつけられた。「Intersection」と「Take me to Heaven」は生歌の披露は初めてである。クラブミュージックの「Intersection」のオシャレな歌声に体を揺らし、ラップの格好良さにしびれた。「Eternity Bright」も歌うのは4thライブ以来なので半年ぶりだ。I'veサウンドを意識した曲は古のオタクには無条件で刺さっただろう。そして最新曲の「Take me to Heaven」は音楽なしには生きれないという音楽好き、いや音楽狂いの気持ちを真っ直ぐに歌っている。曲の最後に歌いながら巨大モニタに映った「Take me to Heaven」という文字と空に向けて手を伸ばす姿が印象的だった。

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また今回のVJの素晴らしさも特筆すべきだろう。「Intersection」のMVではラップ部分はAZKiがコマ送りになり明滅する歌詞が表示される演出があるのだが、今日のライブでは前半は赤等の暖色系の光で演出し、ラップ部分に差し掛かった時に青い寒色系の光の演出に切り替えていた。しかもステージ上の巨大モニタには歌っているAZKiの姿がモノクロ表示されるという演出がされており、1曲目からMVに負けじとリアルタイムならではの表現を見せつけてくれた。

ライブを見ていて感じたことだが、AZKiは歌いながらそこまで激しく体を動かしたりステージ上を縦横無尽に走り回ることはしない。それが良い意味でVJや光の演出と重なって映える絵になっている瞬間が生まれていると思う。

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最初のMCではこうしてまたライブができて嬉しいことが語られ、本日のVJであるらしお氏が紹介された。

https://twitter.com/rashio_takise

続く2曲は「mirror」と「ハートビート」。今回ステージにもロゴが表示されている秋葉原エンタスとUSAGI Productionに縁が深い曲だ。「mirror」は3月22日に秋葉原エンタスで行われたAZKi対バン企画「LAST V STANDiNG vol.2」のために作られた楽曲、「ハートビート」はUSAGI Production主催VTuberオリジナル楽曲CDアルバム「VirtuaREAL.00」に収録されている。開拓者から「実家」と呼ばれるほど何度もAZKiのライブを開催した秋葉原エンタス。USAGI ProductionはAZKiへの楽曲の提供からMVの作成、主催イベントへのAZKiゲスト出演等々。これら音楽で繋がった縁が今も続き、これからも広がっていく文脈を何よりも尊いと私は思う。

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そして2回目の水分補給をし、ついに新曲を披露することに。その前振りとして、こうしてAZKiがライブに立てるのは大勢の人が動いていて、愛だけじゃ成り立たない、お金が必要ということが語られた。

新曲「青い夢」は既存曲の「いのち」に負けないくらい、儚く強く感情を乗せられた歌だった。「守れないよ」の溜めと情感のこもった歌声にうちのめされた。そして歌詞は「夢だけで私は生き続けられない」という現実の難しい問題がテーマになっている。「弱さを許せば喜ばれる、個性を歌えば支持を得られる」という歌詞はいささか世間へのパンチが強すぎるとすら思った。「いのち」の歌詞とはまた違った重いテーマの曲だが、こういうテーマを真正面から歌うのも、AZKiならではだろう。

そして次に「いのち」が歌われたわけだが、「青い夢」から「いのち」へつなぐセットリストは開拓者を全滅させようとしているとしか思えない。Twitterの実況タグでも死屍累々だった。禁止カードレベルの破壊力だが、何度でもくらって床になりたいと思ってしまった。瀬名航氏の楽曲とAZKiの歌声のシナジーを再認識したセットリストである。7月10日の「青い夢」のリリースが待ち遠しい。

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3度目のMCでは素晴らしい楽曲を提供してくれた瀬名航氏への感謝が述べられ、AZKiはここからは一転盛り上がる曲を歌うことを告げる。

シットデイズ」と「Fake.Fake.Fake」の2曲は、これまでのAZKiのライブでもよく歌われる盛り上げ曲で、数分前まで床になっていたオタクを見事に活気づけてくれた。この歌う曲の幅や温度差の広さもAZKiの魅力だろう。歌う曲調のレパートリーの多さではVTuberの中でも一番かもしれない。

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残り2曲となったところで、ついに重大発表が公開される。7月25日に配信ワンマンライブ『AZKi 5th LIVE R.I.P AZHOOD』開催決定である。チケットとライブグッズの購入はすでに開始されているので、このライブを見て少しでも良いなと思った人はぜひ購入して欲しい。AZKiチームは必ず今日以上のライブを見せてくれるだろう

重大発表の後は「without U」と「Creating world 2020ver.」というAZKiのライブでも定番となった曲で締められた。一度延期になった念願の5thライブ開催の告知をした後に「without U」「I need U」と歌われて、奮い立たない開拓者がいるだろうか?この数か月の間、これまで作ってきた世界が壊れるような思いをしていたAZKiチームにとって、5thライブ開催はまさしく「Creating world」の歌詞にある通り「暗闇を手探りで不安と焦燥の中 零れる光を見た」気持ちだったかもしれない。そんなことを考えながらAZKiの歌を聴いていると、絶対またみんなで今まで以上の世界を開拓したいという気持ちが湧いてきた。

最後の曲を歌い終えたAZKiはとてもスッキリした表情と声をしていた。今日のライブはきっと彼女にとっても楽しいライブだったんだな、と感じて私はすごく安堵した。

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このライブの後「FRONTLiNE限定配信3 ひみつのあずきんち」が行われた。その中でAZKiのマネージャーのツラニミズ氏から2度目のお誕生日おめでとうの手紙が読まれている。限定配信のため詳細な内容は伏せるが気になる方はFRONTLiNEに入会してぜひアーカイブをチェックしてみて欲しい。

参考までに1年前の生放送のリンクを貼っておく。こちらの生放送では1度目のお誕生日おめでとうの手紙が読まれている。1度目、2度目のどちらの手紙も先の見えない世界を手探りに今やれることを精一杯やっていきましょうという想いが込められていた。世界が変わってもツラニミズ氏とAZKiの関係の根っこの部分は変わっていない、そんな気がした。

そして1年前の誕生日プレゼントとして、4000人が収容できるバーチャルなステージがプレゼントされていた。その時のステージが改良されて今日のステージとして使われたとしたら、それも2度目の素敵な誕生日プレゼントだと思った。これからも3度目、4度目とAZKiの誕生日をみんなで祝えたら、それにまさる幸福はないだろう。

AZKi生放送 15生誕ライブSP!セットリスト
1.Intersection
2.Eternity Bright
3.Take me to Heaven
4.mirror
5.ハートビート
6.青い夢
7.いのち
8.シットデイズ
9.Fake.Fake.Fake
10.without U
11.Creating world 2020ver.

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