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ちょこっとエッセイ「神社」

今日は日がな一日暇だったので、駅前の書店で本を購入したついでに幼少期の頃よく行っていた神社に寄ってみた。

僕は小学校3年までをこの神社の辺りで過ごし、その後は隣町に引っ越してしまったので、あまりこの場所へとくる機会は多くない。

ここに来たのは一年ぶりくらいだろうか。

僕はふとした時に、自分にとって懐かしい場所へとよく散歩をしに行く。

どういう心理でそういう行動をするのかは分からないけれど、恐らくこれは「過去に戻りたい」とか、「あの頃はよかった」と心のどこかで強く思っている自分がいるからだ、と勝手に解釈している。

僕にとってはこの神社を含めて周りの住宅地、小学校、小学校の通学路等目に映るもの全てが本当に懐かしく感じて止まない。

歩道ですれ違う人達が目もくれないような畑道でも、尋常じゃないくらい凝視してしまう。傍から見れば、ちょっと頭のおかしい人である。

この神社の写真以外にもたくさん写真を撮ったのだが、「昔であればこんなに鮮明な画質で写真を撮れることは無かったな」と思い、身の回りの物が日々進歩し続けているという当たり前の事実を再認識させられ、関心と同時に、どこかちょっと寂しくなっている自分がいた。








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