【現役の化粧品開発者が解説】毛穴につまりにくい日焼け止めの見分け方が実はあった!
みなさん、こんにちは。現役の化粧品開発者、みついだいすけです。
今日は、毛穴につまりにくい日焼け止めの選び方について、ちょっと意外な視点からお話しします。
日焼け止めを選ぶ時、みなさんはどんな基準で選んでいますか?
大体こんな感じじゃないでしょうか。
肌への刺激が少ないもの
使い心地がいいもの
毛穴につまりにくいもの
保湿力があるもの
紫外線防御力が高いもの
値段が手頃なもの
人それぞれ重視するポイントは違うと思うんですが、今回は特に「毛穴につまりにくい」ってところに注目して、日焼け止めの選び方を解説していきますね。
毛穴につまりにくい日焼け止めとは?
結論から言いますと、毛穴につまりにくい日焼け止めの特徴以下の通りです。
できるだけ白くならないもの
透明性が高いもの
見た目が少し黄色っぽいもの
「えっ?黄色っぽいのがいいの?」って思いました?
実はこれ、すごく重要なポイントなんです。
日焼け止めはなぜ毛穴につまる?
日焼け止めが毛穴につまりやすい一番の原因は紫外線散乱剤です。
酸化チタンや酸化亜鉛は聞いたことありますよね?
これらの成分、すごく特徴的なんです。
とても微粒子
撥水性が非常に高い
特に粒子の大きさが半端ないんです。普通のメイク用の粉って0.1〜10μmくらいなんですけど、この紫外線散乱剤は10〜20nmくらい。ナノオーダーです!これにさらに撥水処理してるから、水をはじき、クレンジングでも落としにくいんです。
紫外線散乱剤の配合量の見極め方
白くなりにくいもの: 塗った時に白くならない日焼け止めは、紫外線散乱剤が少ないんです。
ちょっと黄色っぽいもの: チューブから出した時に黄色っぽい色のやつ。これ、紫外線吸収剤が多く入ってる証拠なんですよ。
透明性が高いもの: 紫外線吸収剤メインの日焼け止めは、透明度が高くなります。
毛穴に詰まりにくい日焼け止めのおすすめ・デメリット
一番いいのは、酸化チタンや酸化亜鉛が全然入ってないものです。
全成分表示見ればすぐに分かります。
しかし、こういうものは高級ラインに多くて、種類も少ないのが欠点です。
最近流行りの乳液タイプの日焼け止めを知っていますか?これ、紫外線吸収剤だけで紫外線防いでるから、白くならないし、使用感も乳液みたいで人気なんです。
ただし、気をつけてほしいこと
汗や水に弱い: 紫外線散乱剤入ってない日焼け止めは、汗や水で流れやすいんです。夏場や海・プールはちょっと心配かも。
長波長UVAの防御力が弱い: 紫外線吸収剤だけの日焼け止めは、380nm前後の長波長UVA(ブルーライトに近い波長)の防御力が弱いんです。これ、長い目で見るとシワやたるみの原因になってしまうかもしれません。
まとめ
毛穴につまりにくい日焼け止めを選べば、肌トラブルのリスクも減らせます。
しかし、紫外線防御力や耐汗性など、人それぞれ重視するポイント違うと思うので、自分の肌質や使う環境に合わせて選んでくださいね。
これからも、日焼け止めとかその他の化粧品について、現役の化粧品開発者の目線で解説していきますので、ぜひチャンネル登録やSNSのフォローしてくださいね!
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