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【気付き】花粉症、治った。浮いた医療費で寄付しよう。

【気付き】花粉症、治った。浮いた医療費で寄付しよう。

食生活を「腸内細菌シフト」にし続けた結果なのか、花粉症が概ね治ったようだ。外出先でくしゃみが止まらない人、目を痒そうにしている人を見かけて、自分の症状の無さに気づいた。

そういえば、お寺のお坊さんは、修行を始めて食物繊維の多い精進料理を食べるようになると、アレルギー性疾患が治まるらしい。僕もそれと似たようなものか。

発症したのは、23歳のとき。振り返れば、生活の乱れが原因だったと思う。管理栄養士の妻と出会って、毎年徐々に食生活を改善してきた。

と言っても、大それた「修行」をした訳じゃない。単純に、添加物の入った加工食品は食べなくなった。「まごわ やさしいよ」の語呂合わせにあるように、食物繊維の豊富な、豆、ごま、わかめ(海藻)、野菜、魚、椎茸(きのこ)、芋、ヨーグルトを積極的に摂るようにした。

花粉症に対して、抗アレルギー剤で毎年対処するのは、文字通り「対処療法」にすぎない。西洋医学は、いつも原因を直接潰そうとするが、システム思考的に言えば、見える原因を叩くことは変化を起こす「レバレッジポイント」にはならない。毎年、数千円の医療費(自己負担)が勿体無い。

そもそも花粉症は、資本主義がもたらした負の生産物。元々、人類にとって関係のない病気だった。実際、アレルギー性疾患は、産業革命以降に増加し、日本では戦後にさらに激増したようだ。今や2人に1人は花粉症と言われるけど、実際には僕の祖父母も父母も、花粉症とは無縁の人生を送っている。

激増しているのは、若年層。特に10歳未満ではスギ花粉症が過去10年で倍増しているらしい。

[https://washio-jibika.com/blog/「2人に1人」はアレルギー性鼻炎(特に花粉症が増/](https://washio-jibika.com/blog/%E3%80%8C2%E4%BA%BA%E3%81%AB1%E4%BA%BA%E3%80%8D%E3%81%AF%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E6%80%A7%E9%BC%BB%E7%82%8E%EF%BC%88%E7%89%B9%E3%81%AB%E8%8A%B1%E7%B2%89%E7%97%87%E3%81%8C%E5%A2%97/)

この事実は、「表面に見える問題」の奥にある「隠れた問題」に目を向ける必要性を痛感させる。みんな花粉症持っているし、仕方がないね、では済まさない方がいい。要するに、多分、日本人の現代の食文化は健康的ではないのだ。

僕らは「時短」を追求して、「衛生的な」加工食品ばかり食べて、新鮮な野菜等を使って手料理しなくなった。若年層ほど、生まれた時から、栄養価の少ない「衛生的な食品」ばかり食べて育っている。

僕はあの有名な、ジョージ・カーリンの詩に、付け加えた方がいいと思う。

この時代に生きる 私たちの矛盾。

ビルは空高くなったが 人の気は短くなり、

高速道路は広くなったが 視野は狭くなり、

そして、

「衛生的な食事は広まったが、病気がちになった」と。

さて、これで毎年出費していた抗アレルギー剤の医療費はゼロになった(これは馬鹿にならない!)。浮いたお金でまた、寄付をしようと思う。その方が、よほど健康的な気がする。

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