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木本大介の二流のプロフェッショナル「企業内弁理士&知財ライター ちざたまごさん」

サマリ

【媒体】

【トークテーマ】

  • 2人の出会い - 特許の鉄人

  • ライターの働き方 - インベンターとして

  • 越境人材

  • 仕事に対する「飽き」の考え方

  • ドラクエ的な仕事解釈

  • 仕事における視座という言葉

  • 木を見ろ、森も見ろ

概要

第2回のゲストは企業内弁理士&知財ライターのちざたまごさん。
前回のゲスト「上池さん」からの紹介だ。

ちざたまごさんは、企業の知財部に所属する傍ら、Webメディアで自信の記事を執筆されている。

参考 ToreruMediaのちざたまごさんの記事

Webメディアでの執筆では、会ったこともない人に読んでもらうための文章を作成しなければならない。
企業の知財部であれば、文章作成経験は多々あるだろうが、外部メディアに掲載する記事となると、同じ文章といっても似て非なるものだろう。

今回は、企業の枠を超えたライティング活動に込めた「ちざたまごさんのこだわり」を掘り下げていった。

トークテーマ

2人の出会い - 特許の鉄人

特許の鉄人(第2回)で対面したのがきっかけだった。
僕はこのイベント(クレーム作成バトル)で負けたのだが…。

ライターの働き方 - インベンターとして

ちざたまごさんは、コロナをきっかけに、外部活動(副業ではなく趣味の位置付け)として活動している、との事。
昔から書くことに対して憧れがあったそうだ。

知財業界は文章で勝負する世界

これはまさにそのとおりだ。

小説(ノンフィクション)ではなく、世の中の人のために知財の魅力を伝える。
これは自分のためにもなるし、世のため人のためにもなる。

ちざたまごさんの発言

とても良い趣味だ。

越境人材

コロナが明けたので、今後はリアルタイムイベントの企画もしていくそうだ。
僕としては、知財業界の外側の人と知財家の交流を期待したい。

スタートアップの中にいるからといって越境が義務付けられるわけではないが、スタートアップの中にいると、越境のチャンスはそこかしらに転がっている。

越境することにより、外の知見が得られる。
外の知見を得ることにより、新しい考え方が身につく。
僕は、そっち(越境)の方が好きだ。

仕事に対する「飽き」の考え方

「飽き」は大事なキーワードである。

知らないことは、最初は10割だったものが、年々、減っていく。
外部活動により、新しい「知らないこと」に触れることが「飽き」に対する特効薬である。

ちざたまごさんの発言

僕は、明けていない宝箱を探すよりも、新しいマップを開く方が好きだ。
ちざたまごさんにもこの性癖には共感を頂いた。

ちざたまごさんはきっと、僕と似ていて、外に出て風に当たらないと「飽き」に気づかないタイプなんだと思うw

ドラクエ的な仕事解釈

知財業務は、新しいものがどんどん出てくる仕事だ。
勝手に新しいものが供給され易い構造になっているのが知財業界だろう。
ゲームに例えると、カセットを変えなくても新しいもの(DLCみたいなもの)が知財業界だ。

ちざたまごさんの発言

「そこそこ面白いけど、結構飽きている」状態において、外部に飛び出すことで、新しい解釈を加えることができる。

新しいものを重ねがけすることで、自分の成長に繋がる。

重ねていくことによって。自分が変わっていく

ちざたまごさんの発言

仕事における視座という言葉

僕は、視座の上下をスイッチングすることは環境要因だと思っている。
自分の意思でスイッチングすることはなかなか難しいものだ。
しかし、視座が上がる環境に身を置くことは自由意志でできる。

視座は高低差であり、「高いから偉い」という単純軸で測れない概念である。
視座を上げなくても、やれることはある。

視野は、カメラの画角。
つまり、見えている範囲。

視点は、カメラの位置。
正面から見るときと背面から見るときとで、モノの見え方が変わる。

木を見ろ、森も見ろ

「木を見て森を見ず、森見て木を切らず。」
これは僕の言葉である。

両方やるべきだと僕は強く主張したが、ちざたまごさんは速攻で同意してくれた。

僕は「解像度」という言葉を最近よく使う。
ちざたまごさんは、この言葉を気に入ってくれているらしい。
そこに彼の知見が加わった。

どんな距離感であっても、クリアになる見え方が作れる。
そうなるために、インプットとアウトプットを繰り返している。
今は、Google Mapのように、ズームインとズームアウトができるようになった。
ズームインとズームアウトができるようになるために、インプットとアウトプットをやっている。

ちざたまごさんの発言

確かにおっしゃるとおりだ。

自らにズーム機能を自分に実装することが重要なのかもしれない。
そんなことを考えさせられた。

ちざたまごさんは、「マルチプレイヤー」・「ジェネラリスト」になるべき人だと思う。

締めの言葉

ちざたまごんさんは、最後に、以下の言葉で番組を締めてくれた。

書くことで一番むずかしいのは続けること。

飽きてくる。
自分がうまくなっているかどうかわからない。

悩みはあるが、とにかく続ける。
自分が面白いと思うこと、興味があることを書き続けることで、自分の人生の「飽き」を超えていきたい。

ちざたまごさんの発言

次回予告

次回は、ちざたまごさんの愛する「漫画とゲーム」の世界に迫っていく。
ちざたまごさんの漫画愛・ゲーム愛は相当なものだ。
僕は、今回の収録に備えて、彼が勧めてくれた作品「ラーメン才遊記」を予習して臨んだ。
プライベートな話を展開するつもりが、最後は、「仕事論」に…

謝辞

この番組の運営を手伝ってくれているちざたまごさんにゲストも務めてもらった。

個性を出して真剣に取り組んでくれる姿に感謝しているし、プライベートでの付き合いと変わらぬトークスタイルに非常に楽しい回であった。

これからも、「殻」を破り続けるたまごであって欲しい。

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