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わたしの読書、みんなの読書。

今日はとても九州地方暖かく、
福岡も多分に漏れずとても陽気な一日となりました。
さて今日も皆さん、読書されていますか?
読書のハードルを上げなくても良いんです。
出来る範囲で、出来る事からで良いんです。

さて、本日は「わたしの読書、みんなの読書」について考えていきたいと思います。

未来読書研究所は、未来に向けて読書をする事をオススメしています。
わたしはその読書スタイルの事を、戦略読書とか、未来戦略読書なんて呼び方をしています。
本当は何と呼んでも良いと思っていますが、キャッチコピーがあった方が、
人は意識付けがし易く、動機付けがし易く、日常的な行動まで具体化し易いのかなと考えて、あえてコピーを付けるようにしました。
なぜ読書をした方が良いのか、私なりの考え方を以前の記事で投稿しています。

それでは、ここでわたしの読書について、どのようなスタンスで読書をしているのか、お話ししていこうと思います。

わたしの読書

私は読書との向き合い方として、まず自分自身の大前提として、
読書は活かして初めて意味があると考えています。

本の種類はカテゴリーを見ても本当に多様です。
ビジネス書、国内小説、海外小説、歴史書、文学書、自己啓発書、
心理学書、芸術、絵本、雑誌、漫画、、、
本の細かい性質や区分まで加味すると、枚挙に遑がないほど多様です。

それでは、わたしはどの様な読書を行っているのかお伝え致します。

私の最近の読書は、まず、家や職場の本棚から溜まりに溜まった「眠れる本」を呼び戻す作業からスタートしました。恐らくどのご家庭でも、この「眠れる本」は多数思い当たる節があるのではないでしょうか。

 実はわたし、読書に再び目覚めたのはごく最近の話なのです。
それがたまたま今自分が置かれている状況等と完全に符合し、また、符合した事によって生活や仕事にどんどん良い影響が明らかに出てきたので、今回このように未来読書研究所を創設しようという考えに至りました。
自分の体験から出た良い影響を、もっと皆さんにも体感して頂きたいとの素直な思いからです。

読書の大切さは皆さん、なんと無く幼少期から色々な刷り込みによって、「大切なんだな」というのは頭では理解しているかと思います。
だから私生活の様々なタイミングで、その瞬間の気分や、その瞬間頭で考えている内容や、常に考えてしまっている仕事の内容などに瞬間的に符合して、乱発的に本を買ってしまいます。

結果として、あまり読み進めていないような自己啓発の本や、思わずのめり込んでしまい一晩で読破してしまった文庫小説や、読み手の状況を理解していない無責任な KNOW / HOW TOだけを語る本や、 本当に様々な種類の本が、なんとなく家の本棚に眠ってしまう状況に陥りがちです。
(小説が大好きで、家の本棚が小説でいっぱいで、全部読破しています!という方も多数いらっしゃるかと思いますので、あくまで一般論としてご理解の程お願い致します)

まず、家に存在している「眠れる本」から読書をリスタートしてみる事が大事

なぜかと言うと、その「眠れる本」くん達は、
イマのあなたの価値観や考え方を形成してくれた、
大切な仲間の一つ一つだから
です。

何となく乱発的に買ってしまった本たちでも、あなた歴史の中では、その瞬間瞬間のあなたには必要な要素の一つだった事は間違いありません。
これは単純に、定期刊行誌などの雑誌でもそうです。その瞬間のあなたには、必要な要素で、その結果の積み重ねで、イマのあなたがそこにあるのです。

では自分史を振り返って、改めて、自分は何者でどこに向かって行きたいのか、必ず開けてくる部分はあるはずです。
老子のお言葉をお借りするとすれば、「人を知る者は智なり、自らを知る者は、明なり。」=人を知るものは知恵があるが、自分を努めて知ろうとする者は聡明である。です。

まず何をするにしても、己を顧み、己を知る事が何より大切なのです。
そうすれば、自ずと今や未来への方向性や希望を見出す事ができます。

私の話をすると、私は、将来自分のお店(スペシャルティコーヒーショップ)を故郷の田舎で開き、スモールコミュニティーから過疎化が進んだ地元地域(熊本県上益城山都町)を再生させることが、20代前半からの夢でした。
ですのでまず、時代の潮流やスキルを習得する為に、新卒は東京渋谷が本社のコーヒーメーカーに就職し、文字通り寝食を忘れ仕事に没頭しました。
まず本流・王道を学ぶべきだと考えたからです。オリジナリティーはその後です。

東京で仕事に没頭している間も、片時も「この夢」を忘れた事はありませんでした。
なぜかと言うと、どんなに忙しくても、コーヒーや店舗経営の学びは業務からいくらでも学べるとして、同時に、田舎経営やスモールコミュニティビジネス、いわゆる経営学の単行本(松下幸之助さんや稲盛和夫さんなどのより概念的経営哲学的本から、より実践経営向けの本まで)や、P.F.ドラッカーなど経営の神様と言われる方々に纏わる本を、常日毎から意識して買い集め熟読していたからです。
(まちづくり経営のプロ 木下斉さん や、コミュニティデザイナー 山崎亮さん などの方々の本は将来書として特に今なお愛読しています)
ゴールに向かって確実に努力を積み重ねていく。
当たり前だけれど何より大切で難しい事です。

人は外的要因に極めて左右され易い生き物です。私も、20代は様々な事でもがき苦しみ、理想を追い求め転職を繰り返し、夢への執着が強ければ強いほど生きにくい人生になってしまっていたのかもしれません。その中で、いつしか読書も疎かになり、ただ本たちは寂しく、たまに増える仲間を迎えては、夜な夜な涙を流していたでしょう。

そんな中私は2020年、シンプルに、「溜めない!」を目標に設定し、自身の周りのあらゆる滞留しているモノ達を洗い出して行きました。
不要な携帯のアプリ、不要な会員サービス、不要な友人たち、不要な身体の脂肪(3カ月で15キロ減量しました)、堆積している書類、処理待ちのメールや仕事、、、そして「眠れる本」たち。

実は今回かなり自分のキャリアの分岐点に来ていて、そこで「溜めない!」宣言をしたので、良い機会だと思い、「眠れる本」たちにもう一度アクセスしてみるようにしたのです。

すると、今まで買い集めてきた本たちが、本たちの言葉の数々が、スッと頭に入って来るわけです。当然です。もがき苦しんできた20代、何とか答えを出そうともがき苦しんでいる30代のイマ、もがき苦しむであろう40代、過去や現在の偉人たちが紡いだ言葉の数々が実に自然に私の悩みや苦しみに、全ての答えを出してくれるのです。当然です。

本とは、過去や現在の偉人たちの英知の結集だからです。

私は今、本を書いて下さった、そして出版して下さった、過去や現在の偉人たちに尊さと感謝を思いを馳せています。どんな思いで本を書かれていたのかは、本を読めば感じ取れます。印税を稼ぐと言う副次的な目的もある(あった)のかもしれませんが、本を書くって物凄い努力が必要だし、物凄いインプットが必要だし、身体にも心にも時間にも負荷の掛かる作業です。今私もそれを痛感しています。

それでも本を出版したと言う事は、世の中へのメッセージを、それでも届け、世の中を少しでも前に進めたかったのではないでしょうか。まさに、稲盛和夫さんもよく仰っております、利他の精神の終着駅です。

わたしの読書を要約すると、過去の本から自分を知り、自分を顧み、将来へ繋げるバトンとして本を活用しているという事です。

これは、たまたま私の過去の本たちが、活用し易い性質を持っていたのが功を奏しているだけなのかもしれませんが、己を真摯に謙虚に見つめ直せば、それがどの様な媒体であっても必ず、何かしらの気付きは生まれるのではないでしょうか。
それが、今の自分に、ゆったりと時には厳しく語りかけてくれる「本」なら尚のこと良し、と言う事です。

さて、みんなの読書はどんな楽しみが待っているでしょうか。

読書家の方々はもう既に、その楽しみを謳歌しながら、素敵な人生と日々を送っているのでしょうね。

みんなの読書

これは千差万別・十人十色、みんな一人一人に正解があり、答えがあるものです。
ぜひこの機会に、みなさんの「わたしの読書」を探すための読書の旅に少しだけ出掛けてみませんか?

「読書紀行」も立派な旅ですよ。
キレイな海、素敵な温泉、リゾートや旅館、世界遺産、それも良い旅です。
しかし、みなさんの頭の中、精神世界が、最も尊く、清らかで、最も偉大な遺産である事は、みなさんが両親に、「知恵を与えられた人間」に生んでもらった瞬間から、まごう事の無い、温かい事実のはずです。

筆末になりますが、ぜひみなさんも忙しい日々の合間を縫ってでも、1日15分からで良いので、「眠れる本」との対話の時間を作ってみませんか。

忙しいのは本を読んでいないからである。

よく一般的に言われてる事ですよね。
詭弁だと切り捨てるのは簡単ですが、一度素直に受け止めて、実践してみませんか。それで忙しく無くなったらラッキーじゃないですか。

私は「読書人口を増やして、日本を素敵な世の中にする」ことを目標に、仕事とは別に未来読書研究所という活動を、将来ずっと行っていくと決めました。

人間の一生とは、実にはかなく、短いものです。
どうせ死ぬ瞬間まで生きるのであれば、素敵な人生にしたいものです。


未来読書研究所

【活動目的】
本を読む人口を増やし、日本を日本人を日本経済を、人格や構造の部分から素敵にして行きたいとの思いから、未来読書研究所なるものを活動の一環で行なって行きます。
#読書 #一生読書 #未来読書研究所 #西野亮廣エンタメ研究所 ファン









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