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ゾーン(能力解放)への道標

はじめに

ゾーンとは何かご存知ですか?

私の解釈では、潜在能力を引き出すものです。人間は常に全力で生きることができないし、常に能力を発揮し続けることはできない。そんな状態から一時的に、全力で、能力を解放することをゾーンに入ると言います。

体験談

皆さんはゾーンに入ったことはありますか?存在を知らずとも、ゾーンには少なからず入っていると思います。

今日はたくさん仕事進んだなあ。頭の中がクリーンだったなあ。こういったものは度合いは小さいかもしれませんがゾーンに入っていたということです。

その軽いゾーンが煮詰まっていくと、自分では信じられないような能力を発揮するという体験ができます。

私はつい最近までバスケットをしていました。今は引退したのですが、2、3試合に1度はゾーンに入ることができていました。もちろん、バスケットを始めた頃はそんな感覚はなかったです。バスケットを始めて5年くらい経てばゾーンかな?というような感覚は味わえていました。そして、7年経った頃には条件が揃えば意識的にゾーンに入ることができるようになりました。

ふざけたことを言ってるんじゃない、そんなことがあるかと思っている方がほとんどだと思います。ですが、実際にゾーンに入った私はシュートをほとんど落とさなくなります。私の知り合いはその瞬間を何度も見ているはずです。元々シュートが上手くて、その時間帯に確率のしわ寄せが来ただけだろと思う方がほとんどだと思いますが、実際は違います。たしかに元々シュート確率はいいです。ですが、試合中の厳しい条件下であっシュートなんて、練習のシュートとはあまりにもかけ離れています。

ゾーンに入った経験はバスケットだけに関わらず、他のスポーツや勉強、競馬予想でもあります。

ゾーンの入り方

体験談をすっぺらこっぺら言っても仕方ないのでゾーンの入り方についてお話しします。

ゾーンに入るタイミング、条件はあくまで個人差があります。個人差まみれだと思います。

すべての人がゾーンに入るために必要だと言えることは、集中することです。集中するためにすることに個人差があります。ですが、集中なくしてゾーンはないです。ゾーンに入るというのは極限集中状態なのです。

では、その極限集中状態へのヒントを何個かお伝えします。

①思考の一元化

あれもしないと、これもしないとなどと考えているうちは間違いなくゾーンには入れません。バスケットでの例えにはなりますが、あれこれ周りに言われながら、こう来たらこうしよう、ああされたらこうしようなどと考えていては話になりません。シュートを決めるなら決めるでそのことだけを考えます。ボールをもらったらシュート、それだけを考え続けます。そう考えると思考が楽になるでしょう?それがゾーンへの近道です。

②緊張しない

余計なことを考えているうちは集中できていません。緊張や不安という感覚は、最もゾーンからかけ離れています。緊張や不安は、行動すべきこと、思考すべきことが明確になっておらず、不純物が混ざった状態と言えます。私は緊張することはほとんどないです。常にクリーンに物事を見ているからです。大事な場面でシュートを外したらどうしようと考えるのではなく、シュートの打ち方や感覚を思い出すだけです。

仕事でも同じことが言えます。大事なプレゼンがある時、噛んだらどうしよう、質問に答えられなかったらどうしよう、上手く話せなかったらどうしよう、そんな考えがよぎると思います。ですが、その発想こそがすべて不純物です。何のプレゼンをするのか、どういう戦略なのか、どういう発言で心を掴む予定でいるのか、そういったことを考えるべきです。ここで仕留めてやろうと考えている人間に、緊張している人間はいません。そのフィニッシュに向けて、だんだんとゾーンに近づけるはずです。

③体調面は少なからず関係している

死ぬほど下痢してたり、睡眠不足だったり、そんな状況で集中はできません。そのおかげで緊張感しなかったなんて話はちょくちょく聞きますが、下痢を漏らさない、居眠りしないゾーンに入ってただけです。健康体で、変なストレスがない状態でのみゾーンに入ることができます。

最後に

自分が集中できたなあ、能力以上のものが出せたなあ。そういった瞬間を思い出してください。個人差の大きいものなので、その瞬間に近づけようとすることこそが一番の近道です。

皆様の愛情で大卒ジョッキーは作られております。愛をいただけたら幸いです。