プロレス写真の画作りってなんぞや
色んな団体のハッシュタグから追いかけて写真を見てると、同じ会場、同じようなカメラで同じ被写体を撮ってるのに、どうして、この人とこの人の写真って全然違うの?って思ったことありますよねー。自分も最初、そうでした。
え?なんで?なんでこの人と自分が撮った写真ってこんなに違うの?レンズやカメラが違うから?すっごい自分が好きな写真撮られるなぁとか、いろいろ思うんです。
撮った写真って加工しているのかな?と気になって、スマホでいろんなアプリをダウンロードして撮った写真で試しましたが、予想は少し当たっていたみたい。
レタッチ、修正、加工、まぁ言い方は人それぞれですが、撮った後に手を加えたり、そのままの写真だったりで、写真の印象がかなり変わります。
画作りって撮る側の都合によるものですし、正解、不正解があるものではないと思います。人によっては撮ったまんまの素材(写真)がいい!という方もいますし、撮った後に手を加えて理想形に近づける!という方もいます。
自分は手を加えることが多いです。
ただし、撮ったまんまでもいいかな!という時はそのままの写真、いわゆる撮って出しで出すこともあります。
プロの方やこだわりのある方は、PCで作業されると思うんですが、自分は面倒くさがりなんで、スマホのアプリがほとんど。外出先でも作業できますからね。
作業方法 自分の場合
じゃあちょっと作例をば。手を加える前(撮って出し)
コレをまずトリミングして、角度を調整します。
lightroomで仕上げてみます。
コントラストを50%下げて、テクスチャ、明瞭度を20%増し、自然な彩度を50%増し、彩度を10%増しにするとこんな感じ。
主旨としては選手の表情、当たった瞬間のインパクト、筋肉量を強調。
といったところでしょうか。
こんな風にしても面白いかも。
これはsnapseedでHDR補正を強めにかけてみました。
3枚目はやりすぎてちょっと不自然ですねwww
今の自分の好みとしては上記ならlightroomで仕上げた2枚目写真の方が好きですかね~。
もうひとつ作例。
元の写真
これをPHOTOSHOP EXPRESS(アプリ)で作業。
ハイライト低く、(マットが白く、次の作業で白飛びしそうなので)
シャドウも低く(リング後ろのお客さんの顔を目立たないようにするため)
コントラスト低く(上記作業で暗くなった写真を明るくし、柔らかさも強調したい)
自然な彩度を上げる(コントラスト低くすると、彩度も弱くなるため)
彩度を上げる(肌の白さを自然ぽく)
すると、こんな感じに。
元の方がいいよ!という方もいるとは思いますけどね。
そう、なにも無理くり作業することはないと思います。
たとえばこの写真。これは撮って出し。
光の当たり具合も色合いも構図も、特に問題は無さそうだったので、そのままです。
自分が伝えたい主旨はなにか?
人によって写真の画作りが違うっていうのは、強調したいポイントが違うし、仕上げる傾向も違うからです。
毎回同じ会場で同じ人を撮るならパターンは変えず、同一のレタッチでもいいんですが、写す被写体によって変えてみてもいいかもしれませんね。
男性なら筋肉の隆起、陰影を強調したいと思いますし。
女性なら華やかさや、妖艶さを強調したいと思う時もあるし。
自分の感性が絶対にブレない方もいれば、コロコロ変わる人もいます。ちなみに自分は好みがコロコロ変わる人ですw
好きな写真って人によって全然違うし 好みも変化する
レタッチ作業って自分の場合、半年~1年くらいの間に、自分が撮った写真の好みというか、趣向が変わることがあります。これ意図してるわけでもないし、固定的な周期ではないんですが、確実に変わります。長期連載の漫画家さんの画のタッチが初期と中期と後期で徐々に変化していくと似たような感覚ですかね。
プロレスの興行ってお客さんの層が団体によってそれぞれ違いますから、各団体に自分の好みにマッチした写真を撮る方がいるはずです。
自分が好きだと思う写真を撮る方の作品見て、こういう写真を作りたいな、どうやったらこういう風に仕上がるのかな?っていうところから画作りを始めてみるのが最短かもしれません。そういう作業を繰り返していくと仕組みが分かってきて、自分が求める理想像に近づけるのだと思います。
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