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測光モードを避けてる人へ(呪縛の開放)


撮影の幅を広げるというか、知識を蓄えていくと、
必ず出てくる言葉、「測光モード」
これってなんなんでしょうね。
なに?マルチとか、スポットとかって。


ワイもカメラ始めたころ、避けてたワードです(笑)
なんとなくのイメージ。「光」ってキーワードが入ってるし、正しく設定できれば、ひょっとして暗い写真とかも明るくできたりするのかな?とかね。勝手に解釈して勝手に想像を膨らませたりして(爆)

そんなわけもなく、
結論から言うと「マニュアルモードでプロレスで撮影してる人には覚えなくても支障がない」機能です。

撮影してるときにこのメーターみたいなの、モニターに出てきません?

この黄色い枠のやつ

撮影してるときに、このメーターがビヨンビヨン変動したりするこいつ。
これは、露出メーターとか露出のインジケーターってやつです。
そもそも露出っていうのは、明るさ(光)のこと。
±0の値が適正露出(ちょうどいい明るさ)で、
これが+のほうになればなるほど、露出オーバー(明るすぎ)、-のほうだと、露出がアンダー(暗すぎ)という意味。

レンズを通して反射して入ってきた光を、明るすぎですよー、暗すぎですよーってカメラ側が判断して教えてくれる機能です。

測光モードっていうのは、その光をどの基準で測りますか?っていう切り替えを行うためについてる機能です。

だから、最初にワイが昔、脳内変換した妄想の暗い写真を明るくしてくれるのかなとか、そういう類のものではありません(笑)

多分、大体の機種はマルチ測光モードが標準設定されていると思います。
これっていうのは、画面全体の光を分散平均した光量でインジケーターが動くモードね。

三脚立てて風景を長時間露光(シャッタースピードめっちゃ遅くするとき)で撮影する時とか、ポートレート撮影の時とかで光の当たり方が頻繁に変わる場合、このメーターとかよく使うんですけど、プロレスの場合は行き慣れた会場なんかでは、ほぼ使っていません、だからあんまり見てません。

ワイは、プロレス撮影の場合、スポット測光のことが多いです。

中央部重点測光でもいいんですが、
後々トリミングもする前提で撮るし、画面の中央が仕上がりの中央になるとは限りません。
プロレスをカメラで撮る時って、基本、選手を撮りたいことが多いじゃないですか。だから、例えば会場入りして、選手がリングに立った状態で、観客席側のライトが落ちて、リングに強い光が当たって、その状態で選手が入場する。そのタイミングで、選手にAFを当てて、露出の確認をします。それぐらいでしか使わないですね。

あと、測光モードってういうのは、しつこいですけど、あくまで光を測定する機能にしか過ぎないので、それによって写真のクオリティが上がるというものではありません。あくまで「目安」です。
だって、暗い写真を撮りたいとか明るい写真がいいとかっていう好みまではカメラは計ってくれませんから。

適正露出(±0)が撮りたい人の正解になるわけではありません。

お風呂の湯加減のベストが
38℃ぐらいがいい人もいれば、40℃、42℃っていう適温って人によって違いますよね。
給湯器側に温度計がついてて、自動的に適温のお湯がでます。っていう機能があったとするじゃないですか。

給湯器のイラストがいるのかいらないのかって言われたらいらないよね


ワイはちなみに41℃がいいです。相方は38℃です。
給湯器さんよ、あんた、どっちの味方?ん?なんとか言ってみーや。
って給湯器 VS ダイソンさんの構図が発生して、
上半身裸で大声で給湯器に叫んでたら、
頭おかしくなったと思われて通報されちゃうじゃないですか。


とヨタ話はこの辺にしておいて(わはは)

スポットライトがこっち向いててめちゃ眩しくて、カメラの露出メーターもオーバー側に振り切っちゃってたとします。強烈な光に引っ張られて反応してる状態です。
よし、じゃあ暗くしよう!ということで、
暗くしたら、逆光選手が真っ黒になっちゃったりね。だからこういう場合はこうした方がカメラ主さんが喜ぶ…とかそんな人工知能はついてません。

レフ機の場合、撮った後に写真をチェックして判断します。
ミラーレスなんかはISO,S/S,絞りはファインダー内でシャッターを切る前にプレビューを見ているようなものなので、その辺はファインダー覗きながら確認ができますしね。

マニュアル設定の場合、そこまで囚われるべきポイントではないっていうことです。端的に言ってしまえば、覚えてなくても困りません。
光を取り込む量は
シャッタースピード、ISO(感度)、F値(絞り)
これの設定で決まる。それだけです。
測光の機能はあくまで目安、結局最終的に、自分の好みの写真になっているかどうか判断するのは自分自身です。

という測光モードがなんなのかわからずモヤモヤしてる人、避けてた人に向けてのノートでした。


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