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2022年のガネーシャ振り返り。

12月30日、本日で全店舗の営業が終了する。

今年2022年はたくさんの困難とたくさんの学びがあった1年間だった。当たり前だが苦労があった分、喜びの跳ね返りも大きい。社会人になったばかりのみんなには言ってるけど、「仕事の9割は苦労、1割が楽しさだよ」と伝えてきたがこれは僕自身もそうだ。ちなみに、その1割の楽しさが尋常じゃないぐらいのエグいエグい楽しさで、脳内麻薬エンドルフィンがドバドバ出る感じのやつだ。出る感じのやつ(笑)

大きく3つの大きな出来事があったのでまとめてみよう。

■救え!牛宮城!
■バーガー界のジャイアントキリング
■本田大輝、九死に一生

の3本立て。

じゃんけんぽん!ウフフフフ。

救え!牛宮城!

まずは2022年の代表するトピックはこちらだろう。あの芸人宮迫博之とYoutuberのヒカルの二人が手がける「焼肉 牛宮城」のプロデュースをさせてもらった事が人生の大きな挑戦になった。この物語はフェイスブックで流れてきた大炎上したYoutubeの動画を発見した時からはじまった。お肉が水の上に浮いている。なんだこのタンは?!ほぼYoutubeを見ることがなかったあの時の僕は、さすがに焼肉屋だったのもあって食い入るように見て、やばい動画を見て苦笑した。なぜかその時に、あの大炎上した焼肉店の立て直しやらせてもらえないかな?自分だったらどのようにプロデュースするかな?なんて思い、宮迫さんに連絡してみた時から始まったのだ。宮迫さんから電話が本当にかかってきた時、声が震え、心拍数が上がったことが今でも覚えている。

初出演したYoutube この時はあえて無言w

ガネーシャとしてはわざわざ火中の栗を拾うようなことをする必要がないだろう。と社内では反対意見が多かったが、その時に一番のガネーシャの年長者である、ガネーシャの統括料理長であり、牛宮城統括料理長のひとしさんが
「牛宮城?やればいいやん。俺は簡単だと思ってる。日本一になることなんて」と安西先生ばりに言ってくれたことが印象的だった。かっこよすぎたな。

私だけかね…? まだ勝てると思ってるのは…

そして色々あったが(youtube宮迫です!チャンネル参照)オープンをし、今に至る。本当に大変すぎるぐらい大変で、よく生きて帰ってこれたと思う笑 我がチームの立ち上げのメンバーには感謝と尊敬を贈る。本当にすごかった。ありがとう。

牛宮城では普段、絶対に経験させてもらえないようなことをたくさんさせてもらったし(芸能人にもたくさん出会ったw)僕たちガネーシャに大きな成長と大きな武器を与えてくれた。本当に牛宮城に関わってみなさまに感謝致します。本当にありがとうございました。



バーガー界のジャイアントキリング

お次はSHOGUN BURGER日本一になったことと、SHOGUN BURGERが世界大会6位になったことだろう。我々のheadchefである扇谷厚子シェフに感謝だ。

是非こちらから感動の予選の動画をどうぞ。

31分30秒ぐらいからの緊迫感是非みてもらいたい。病室で泣いた。


SHOGUN BURGERは「値段が高い」「原価が高い」「オペレーションが大変」など、飲食業界には色々言われてきたが、この誰もがチャレンジしないような戦略を、己を信じてここまで進めてきた。2022年内でなんと10店舗にもなった。
値段が高いからこそ、原価が高いからこそ、オペレーションが大変だからこそ、真似できないブランドに育ったと自負している。みんなから反対されるようなことを「あえて」やってきた。みんなに大丈夫か?と言われながらもフルシカトしてここまできた。

外食業界には、大きな大きなティラノサウルスのようなのバーガーチェーンがいくつか存在する。僕らは軍隊蟻のように小さな小さなチームだがスピードと一人一人の馬力で打ち勝つだろう。
2023年はさらにジャイアントキリングを起こす。

外食業界の桓騎将軍のようなそんなチームになりたいと思っている。もちろん漫画での彼のやり方には疑問だが、SHOGUN BURGER、ガネーシャも同じように他の外食企業(将軍)とは違う戦い方を今後も見せていきたい。

多少リスクを冒さないと大きな成果は上がらないという意味


本田大輝、九死に一生

いや実に、死にかけた。びっくりするぐらい。

2022年最後の大きなトピックになるのはこちらである。牛宮城が落ち着き、SHOGUN BURGERが日本一になり、絶好調だった経営だったが急に自分が死ぬぐらいの病気を患ってしまった。感染性心内膜炎という病気だ。非常に発見するのが難しい疾患で死亡率も高い。現に僕は五分五分の可能性で命を落とすか、半身不随になる可能性があると伝えられた。救急からICU、そして手術。と流れるようなスピード感ある展開だった。

今しっかり調べてみたが本当にやばい病気だ。みんなも気をつけて。

生まれて初めての入院、そして2ヶ月の入院生活はなんとも言えない新鮮な経験で、改めて「生きる」ことを考えさせられた時間だった。死生観も見えた。客観的に自分を見た時にさまざまなことを考えて毎日すごした。

【人間はなんて脆いのだろう】

「自分が死ぬ。」という死のメーターが、%パーセンテージ、割合、確率、が自分の中の数字で「生きる」という生のメーターより上がった時に思ったことが、この言葉だ。

人間は死ぬ。


実際にもうすぐ死ぬかもしれないとなったとき、手術する前のときは意外と落ち着いていた。不思議と怖くはなかったが家族のことが思い浮かんだ。そのときに、あれだけ仕事漬けだったのに家族のことだけしかほとんど思い浮かばなかったのが印象的だ。人間は自分のため、自分の家族にしか最終的には時間を、命を割けないのかもしれない。

あれほどワーカホリックだった僕は家族を大事にしている部分も大きかったことに気付かされた手術前だった。妻の本当に不安そうな顔も今でも思い出せる。本当に心配をかけた。これからは家族のために時間を割くことも心がけていこうと、神様に誓った。いや妻に誓った。

入院生活の2ヶ月では全社員とオンライン面談をして雑談をしたり、英会話を始めたり、今まで忙しくて読んでなかった小説や映画、ドラマを見たり自由を謳歌した。最大限、ベッドの上でできる自由を謳歌した。

そして退院の日何気なく、病院の外に出た時にチームのみんながサプライズでお出迎えしてくれたのは相当うれしかった。あの時の自分がチームビルディングに悩んでいて、社員同士の問題や会社への不満や不信感が爆発していたタイミングでもあって、その問題に毎日追われていたから、このお出迎えは相当なインパクトのある感動だった。本当にありがとう。マジでいいチーム、会社作りたいなと改めて思った瞬間だ。大好きだよおまいら。


以上、この3つが僕自身、そして会社自身が大きく成長したトピックの3つだったろう。


そしてガネーシャ史上最大に波瀾万丈な1年になったと思うわ(笑)

来年も突き抜けます。来年も目白押しだな。

大丈夫、全部上手くいく。


原先生の直筆のサインと宮迫さんが大将軍に最初に試食しに来た時のサイン

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